憧 憬 の 轍
2020年4月19日 新しいフェーズ(段階)へ
肌寒い日や時折雨も混じる日が続いた。
出かけたい気持ちに水を差すのはやはりCOVID-19関連の事だ。
「桂の水車祭り・くるま市」の中止を知ったのは15日の夜だった。
岩手県は全国で唯一感染者の出ていない県だが、それだけに備えが必要だ。
全国各地で様々なイベントや人が集まる機会を減らそうと躍起になっている。
対策が遅すぎたとの指摘もあるが、既に民間レベルで出来る事はそれくらいしかない。
生憎の雨模様でどこへも走る事が出来ない。
こんな週末はバイクのメンテナンスに費やすためにある。
『特攻隊長』は昨年、
愛車XLR-250の前輪ブレーキのディスクローターにクラックを見つけた。
それ以来、僅かながら“おとなしく走る”ようになったと言う話もあるが・・・。
注文しておいたディスクローターも『編集長』のZEPHYRχに使うOリングも揃って、
今週末もメンテナンスに勤しむ週末になった。
だいたいにしてディスクローターにクラックが入るなんて、
レース並みの過激なブレーキングをしない限りめったにある事ではない。
おそらく摩擦熱で熱くなったローターに路面に残っていた水が跳ねて生まれたクラックだろうと予想できるが、
『特攻隊長』は前のオーナーの走り方やローターを薄く作ったメーカーの責任だとか言っている。
純正のローターは3㎜厚、
今回入手したウェーブローターも同じく3㎜厚だ。
値段は純正部品の半分程度だったらしいが、
このローターに再びクラックが生じる日を誰もが予想している。
ディスクローター交換の次は『編集長』のZEPHYRχ。
クランクケース左側のプラグに入るOリングの交換。
車体を右側に倒して作業する訳にもいかないのでエンジンオイルを抜く。
ところがドレンボルトはマフラーの真上にあるためビニルシートの小片をマフラーに貼り付け、
その下にオイルバットを置いた。オイル交換はこの方法で何とかなるが、
エレメントまで交換するにはマフラーを外さなければならないようだ。
このプラグを外すまでに必要な工具は10㎜と8㎜のスパナ、
5㎜の六角レンチ、十字ドライバー。
カバーの周囲はM6のボルトだが中央部の2本だけがキャップボルト(六角穴付きボルト)。
何か意味があっての事なのだろうが・・・分からない。
KAWASAKIだから?
プラグ裏のOリングは接触面が完全に平らになって硬化しかけ、
断面を測ってみると約0.7㎜程度潰れていた。
カムカバーの樹脂製ガスケットを入れ替え、
クランクケースのプラグのOリングを替え、
オイルの滲みや漏れは解消した。
走ること自体には問題のない『編集長』のZEPHYRχだが、
やはりアイドリングの安定性が気になる。
マニュアルの規定値は1,250~1,350rpm。
最大300rpm程度のバラつきが消せない。
キャブレター内部の部品(ジェット類やホルダー、ニードルなど)を交換し、
同調を取り直せばバラつきは無くなると考えている。
ただ部品も安くはない。オマケに×4だからね。
雨は時折、風を孕みながら強く降り、“散歩”に出かける気にもなれない。
『編集長』はハンドルを変えたGB250 Clubmanも気になっている。
もしも雨が降っていなければ間違いなく“散歩”と称して今日も近場を走っていただろう。
『特攻隊長』も前輪ブレーキの効き具合が気になって仕方ない。
次の週末は4月最後の週末だ。
「春一番ツーリング」と夜の「春の味覚・天ぷら祭り」が話題になっているが、
各地のイベントの中止や施設の臨時休業が多く伝えられているため話が盛り上がらない。