憧 憬 の 轍
2021年1月7日 緊急事態宣言 再びSTAY HOME
昨年までは1月の第2月曜日になった成人の日を過ぎるまでは正月気分が抜けない・・・、
などと言っていたが今年は年を越した実感がない。
何でもかんでもCOVID-19のせいにする訳ではないが、
重い停滞感と社会全体が疲弊した状態で新年を迎えた感が否めない。
さらに相変わらず真冬日が続き降雪量も多い事も影響していると思う。
大寒を目前に、憂鬱な日が続いている。
そして首都圏にはついに2度目の緊急事態宣言が。
県は5日、200人以上のクラスター発生の恐れがあるとして我が街の2店の飲食店名を公表した。
錯綜する情報を辿ると200人と言う数字は主な客である米軍関係者の事で、
さらに大規模なクラスターになりかねないと言う話もある。
ついに来るべきものが来たのかもしれない。
米軍は店を利用した者の自己申告や自主隔離を呼びかけ、
罰則も設けているらしい。
当然ながら店の客は米軍関係者だけではない、
となれば今後の市や県の迅速な対応が期待される。
これまでに県内で確認されたクラスターは2ケタ単位のもので3ケタ単位のクラスターの恐れあり、
となれば自ずと警戒感が違う。
出かけ先でクルマのナンバープレートからあらぬ疑いを持たれないとも限らない状態だ。
政府は「Go to Travel」の停止延長を決めたが東京では今日、
2,400人を超える感染者が確認されている。
1年前、たかがウイルスごときにこんなにも振り回される事になるなんて誰が予想していただろう。
ウイルスが変異する事は専門的な知識がなくとも予想し得た事だ。
変異種は感染率が増したと言うが重症化率や致死率が気になる。
話はまったく変わって温泉の事。
我が街には幾つもの温泉が湧いていて「温泉=銭湯」だ。
それぞれにお気に入りの浴場があり、
ほぼ毎日通っている人も多く、
自分もその一人だ。
当然のことながらマスクを着けて風呂に入る人はいない。
混み合う時間帯の洗い場は、
いわゆる「ソーシャル・ディスタンス」なんてとれる状態ではない。
それでも温泉から感染者やクラスターが出ていないのが不思議だ。
日本でも感染者数は日を追うごとに増えているが死者が諸外国に比べて少ない事と入浴の習慣が無関係ではないような気がしている。
外国ではCOVID-19用のワクチンの投与が既に始まり、
我が街の米軍基地でも職種に応じて摂取を進めているらしい。
本来ワクチンや特効薬が認証されるために必要な時間や治験数を無視したような状態だが、
現状はそれほど切迫していると言わなければならないのだろう。
政府が打ち出す今後の方針が実現すれば、
自分がワクチンを接種する日も遠くないかもしれない。
今回の緊急事態宣言は首都圏だけのものと受け止めず、
地方に対して発した警告と受け止めるべきかもしれない。
そして今夜は追い打ちをかけるような冬の嵐。
こんなにも暖かい春が来ることを望む冬は何年ぶりだろう。