憧 憬 の 轍
2021年5月23日 「考える葦」であるために
沖縄が緊急事態宣言の対象地域に加わった。
人口10万人あたりの感染者数を考えれば遅すぎた感が否めない。
東京や大阪では明日(24日)からワクチンの大規模接種センターが自衛隊の運営で開設される。
様々な、そして複雑な事情があるのだろうが、
人口10万人あたりの新規感染者数が多い沖縄や北海道で同様の計画はされないのだろうか。
この1週間、
手元に用意したKEIHINのPW24、
PE24、
PE28 の3基のいずれかでL125SEを始動/アイドリングさせることが出来なかったら、
潔くもう一度エンジンを降ろし腰上だけでも解体しようと考えていた。
点火方式が違うだけで基本的に同じ構造のエンジンだと高を括っていた事が、
そもそもの間違いなのだから。
2016年6月頃、
L125EにPE24を使った時、
セッティングの手掛かりはベンチュリ径が同じ事だけだった。
それ以外は完全に手探りの作業だったので、
今回は前回以上に基本的な事に立ち返ってみた。
シリンダーの給気口とエアクリーナーの位置関係からマニホールドは外側に振り出した形だが、
PE24やPE28を使うために他車種のものを流用している。
完全に二次エアを吸っていない事を確認し、
ニードルのクリップ位置を戻すなど、
とにかくL125Eのために手を加えたところを元に戻した。
その結果、一番始動性が良かったのはPE28。
もしこれでセッティングできたら言うことは無い。
すべての苦労が報われると言ってもいい。
最終的には1,200rpm程度でアイドリングさせたいが1,500~1,600rpmではアイドリングできる。
とは言ってもまだ走らせてみた訳ではない。
今後セッティングを煮詰めるつもりだが、
とりあえず始動しアイドリングしているエンジンの排気音を聞きながら一安心だ。
気がつけがば作業場は排気ガスに満ちている。
換気のために窓を開けるといつの間にか伸びたタラの木の葉が雨に揺れていた。
次の週末は『わらしべのKEN』が原付ツーリングを企画して騒ぎを付けている。
『編集長』のCS90も応急処置で走れるようになったらしいし、
出来る事ならキャブレターのセッティングをしながら参加したいと思っている。