憧 憬 の 轍
2021年4月4日 私たちが望むものは (1970年 岡林信康)
桜前線は記録的な速さで北上している。
1日に日本気象協会が発表した各地の開花・満開予想によれば、
ほとんどの地点で傾向は「かなり早い」とされている。
県内では宴会を伴う花見は自粛と言いながらも、
各地で春祭りは開催されるようだ。
しばらくぶりに綺麗な夜桜が見たい。
雨模様で気温も昨日(4月3日)より15℃も低い。
昨日は陽気に誘われて『編集長』と昼メシ食いに・・・、八戸まで出かけた。
「八戸で一番カツ丼のおいしい店」と名乗る食堂で、
個人的には濃いめの味付けが気にいっている。
バイクに跨って「昼メシ食いに行くべ」って言える週末が今シーズンは何回あるだろう。
天気予報はいつも当たって欲しくない予報ほどよく当たる。
それは本来の目的を成し得ているのかもしれないが、
早朝から耳にする雨音には気が滅入る。
「晴耕雨読」ならぬ「晴走雨直」だ。
『スポカブ・ブラザース(弟)』のCB92もほぼ走り出せる状態になって今日は点火時期の調整などに忙しかった。
そんなCB92の傍らでは『🔰若葉マークのS』がYB-1の修理に四苦八苦していた。
ドライブチェーンの交換や調整だけでなく何もかにもが『🔰若葉マークのS』にとっては初めての作業だ。
いつもなら口は出しても手は出さない『わらしべのKEN』までもが、
さらに『特攻隊長』も手伝ってYB-1は何とか走り出せる状態になった。
とは言え、フロントフォークのオイルシールや別車種のシートの処理、
さらに4ストローク用のタコメーターを2ストローク用に変換するユニットの作成など、
やらなければならない事はまだある。
昨年から計画していたXL125K2に後継モデルのXL125sのエンジンを換装する計画が復活した。
ポイント点火のXL125K2に対しXL125sはCDI点火だ。
中古のCDIユニットはオークションなどで幾つも見て来たが、
電装部品はその状態が外見から判断できるものではない。
少々高い買い物になったとしても新品が手に入るのなら・・・。
偶然にも見つけたデッドストックのCDIユニットが届き、
月末からの連休に試運転を目指す事になった。
XL125K2のジェネレーターはインナーローターだがXL125sはアウターローターだ。
コイルの形状が違うために繋がる配線がXL125sの方が1本多い。
配線図を比べてみると3系統に分かれたコイルのひとつのアースの取り方によるものらしい。
XL125K2のハーネスをXL125sのエンジンにも使えるように加工するために
“電気パッパラパー”は電気のお勉強に忙しい。
ニュースを観ていて「まんぼう」と聞いて魚のマンボウかと思ったら「蔓延防止など重点措置」の事だった。
相変わらずCOVID-19の対策に政府も自治体も手を焼いている。
さらに新しい変異株が次々に見つかったり、
ワクチンの接種計画が予定より遅れたりと、明るい話題は少ない。
そんな喧騒をあざ笑うかのように近所の公園の桜の樹には新しい花芽が育っていた。