Days of CB400FOUR №35

Days  of  CB400FOUR
(絶版車の再生日記、あるいは貧乏人の旧車再生記録) 
№35
 
 
 
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2012715
 
キャブレター取り付け。
 
オーバーホールを終えて取り付けるばかりにしてあったが
 
リアフェンダーや配線関係、
 
メーター周りなど細々とした事が済んでいなかったので
 
あえてキャブレターの取り付けを後回しにしてきた。
 
さらにエアクリーナーボクッスと
 
キャブレターをつなぐインシュレーターは硬化が激しく、
 
4基を一度に入れることにかなり手間取ると予想していた。
 
予想は的中し、
 
1基もまともに入れられないので
 
インシュレーターをエアチャンバーから外し、
 
湯につけて軟化させてから1基ずつキャブレターに入れた後に
 
エアチャンバー側を入れる。
 
温度が下がると再び硬化して入れにくくなってしまうので
 
急いで作業するもののエアチャンバー自体も
 
塩ビ製で押さえられるのは両端だけ。
 
キャブレター自体はシリンダー側の
 
インシュレーターが硬いとは言えすぐに取り付けられたが
 
エアクリーナーボックス側に手間取って結局3時間以上を費やした。
 
マフラーが付き、
 
キャブレターが付いてやっとエンジンを始動できる状態になった。
 
あとはポイントの調整を残すのみ。
 
 
 
 
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苦戦したキャブレター取り付け       付くべき物が付くと一段とバイクらしい
 
 
 
 
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後はポイント調整を残すのみ     仕入れ値1,000円也 ここまで磨けば十分
エンジンの始動までもう一歩
 
リアフェンダーはサビと潰れや変形がひどく
 
そのまま使える状態ではなかったので、
 
塗装した物を以前、オークションで見つけ塗装の剥離後、
 
メッキの磨きに時間を費やしてきた。
 
分厚く塗装されていたため表面にサビは少なかったが、
 
メッキ面に塗装するためにサンドペーパーをかけたらしく
 
細かな傷が何度磨いても消えない。
 
リアフェンダーを単品で注文すると
 
CB350Fourの部品と品番統合されたため、
 
本来の物よりわずかに長いものが届くと聞いていたが
 
これはまさしくそれだ。
 
またテールランプの取り付け部分もわずかだが形状や寸法が違う。
 
後々に本来の物を修理して再メッキする予定。
 
スピードメーターのトリップカウンターは
 
芯棒が曲がっていてカウンターの動きが悪いままだった。
 
解体して修正を試みるも破断。
 
さらにケースの上下を合わせているカシメも傷だらけでボロボロ、
 
見栄えが悪い。
 
得意先(?)のスクラップ屋で拾ったYAMAHAのメーターを解体し、
 
トリップカウンターごと本体に移植してみると
 
メーターケースの形状が違うため、
 
納まり悪い。
 
細部を良く見ると芯棒に入るスペーサーの寸法が原因だと気づき、
 
本来使われていたスペーサーに入れ替えて完了。
 
カシメは新品のリングが5,000円もすることを知り、
 
苦肉の策として上部のケースを修正後塗装し、
 
カシメの代わりにステンレステープで留めてあった。
 
探し物は見つかる物、と言うか捨てるナントカあれば拾うナントカあり
 
とは良くぞ言ったもので、
 
同年代のメーターのケース部分のみをオークションにて100円で落札!
 
ところがこれがまったく使い物にならない! 
 
日本電装製とのことでカシメに使用している材料の断面寸法が違い、
 
ケースを納めることが出来ない。
 
カシメ部分の寸法は外径97㎜。
 
カシメに使えそうな物を探し、
 
ホームセンターや¥100yenショップをさまようことになってしまった・・・。
 
見つけた物はガラス製の瓶の蓋。
 
ステンレス製で内径約97㎜。理想的なサイズ!
 
これをカシメに流用するために悩ましい日々が始まる。
 
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ステンレステープで押さえていたカシメ部分                   破断したカウンターの芯棒
 
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赤い棒で示す部分のスペーサーが問題