憧 憬 の 轍
2016年5月9日 5月8日の工作 ハンダ付け祭り
昨日、5月8日は風さえ強くなければ最高のバイク日和だった。
走り出してしまえば風が吹こうが
雨が降ろうが走らなければならない訳だが、
どうしてもやっておきたかった事があって作業場に篭っていた。
5月8日分の記事は
5月3日の「春の山菜てんぷら祭り」になってしまったので、
本来の路線を1日遅れで。
5月3日のツーリングの時に、
以前よりもエンジンが回るような気がした事は以前にも書いたが、
帰宅直前に気が付いたのはブローバイガスの処理に問題がある事。
本来CB400FEのブローバイガスは循環処理で、
エアチャンバー下部にホースが接続される。
3年前、
エアチャンバーもキャブレターにつながる
インシュレーターもかなり固化が進んでいて、
K&N製のいわゆるパワーフィルターに付け替えジェット類も番手を上げた。
その時にエアチャンバーも
純正のエアフィルターも外しているので
ブローバイガスはホース末端にフィルターを付け
エアクリーナーボックスに引き込んでいた。
CB400FEはブローバイガスが多いエンジンらしい。
ガスが多いということはオイルミストも多いと考えなければならない。
そこでオイルキャッチタンクを付けた上で
エンジン下部までホースを伸ばす事にした。
エアクリーナーボックスの中 マニュアルの循環機能説明
“無いモノは作る”のが鉄則。
純正のエアクリーナーの形と寸法を元に
エアクリーナーボックスに納まるオイルキャッチタンクの製作。
用意したのは亜鉛鉄板。
いわゆるトタン板。
小学校の工作を思い出すような作業ながら、
材料が材料だけに気を付けなければすぐに手を切りそうだ。
接合部分はハンダ付け。
小学校の工作・・・と書いて思い出したが、
「樵の巨匠」は小学校3年生の夏休みの宿題に、
針金をハンダ付けして
ティラノサウルスの骨格模型を作ってきて皆を驚かせた。
それに比べたらこのキャッチタンクはまさに小学校の工作以下のレベルだ。
純正のエアフィルターから採寸 INとEXのパイプは鉄製
既製品のオイルキャッチタンクを見ると
多くのタンクはドレンボルトやドレンパイプが付いている。
中が見えないだけでなくガスと共に
オイルミストもタレ流し状態ではスッキリしない。
そこでタンクは中が確認できるように蓋を付け、
今回はドレンを付けない。
蓋は空き缶から切り出した なんとか思い通りのカタチになった
果たしてこのオイルキャッチタンクが使い物になるのかどうかは
今後走ってみなければ分からないが、
アイディアとしては悪くなかったと自画自賛している。
オマケに亜鉛鉄板以外の材料はすべて廃材から。
亜鉛鉄板も無い訳ではなかったが
錆が出ていたので一番小さなピースを買ってきた。
補強とアバタ隠しにアルミテープ エアクリーナーボックスに収める
オイルキャッチタンク作りに夢中になっている側で
レギュレーターのトラブルが解消したら
今度はミッションオイルに水が混入したらしく、
オイル点検窓からは白濁したオイルが見える。
あれこれ点検してみたが、
「バラすついでにピストンも換えろ」だの
「クラッチもやっちまえ」だの、
「全バラだべ?」とか。
無責任な外野の野次にもめげずに
安心してブン回せるように整備する決意を固めたようだったが・・・。
編集長はもう1台の愛車CS90で散歩(散走というべきか?)。
ウンガラモンガラのKENはSR500改の車検もそっちのけで
2台目のJIMNY(ジャミニー?)の改修工事。
C92ブラザース(弟)はアイドリングが落ち着かない
エンジンにアタマを悩ませながらも楽しそうな、
それにしても慌ただしい日曜日だった。
雪が消えて梅雨が始まるまでの今の時期が
一番楽しい季節なのかもしれない。
夏は秋を予感した瞬間から淋しさが付き纏い焦りさえ感じる。
日増しに暖かくなる風と
遅くなる夕暮れが
気持ちを必要以上に前向きにしてくれる。
天気予報によれば今週は雨模様でも週末は晴れるらしい。
久しぶりに山の向うまで走ってみようか。
ここに集うオヤジたちは、この日曜日の昼下がりに、10人近くも集まって他にやる事は無いのだろうか?
しかしみんな楽しそうだ!ん!オレもか。。。by編集長。