大自在

憧 憬 の 轍

 

2021年6月27日 大自在

 

 

6月最後の週末。

 

台風5号の影響を心配していたが、

既に温帯低気圧に変わり日本から遠ざかっている。

 

今年は予想に反して太平洋高気圧の張り出しが遅いのかもしれない。

 

7月を目前に停滞する梅雨前線が大雨をもたらす恐れもあり、

東北地方は梅雨寒も予想される。

 

COVID-19の事もあり一層の体調管理に気を配らなければならない。

 

 

 

 

『編集長』は早朝から峠に走りに行き、

戻ってからは愛車・ZEPHYRχのキャブレターのメンテナンス。

 

実走40,000㎞を越えているがジェット類などは新車時からのものだ。

 

社外品ながら4気筒分の燃調キットを用意していた。

 

 

 

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まずはキャブレターを外して・・・


                

 

 

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交換する部品の新旧



 

 

用意していた燃調キットには数種類のジェット類やニードルも含まれているが、

まずは純正の仕様に。

 

そのためにマフラーも夜間作業でノーマルに交換してあった。

 

以前、‘75 CB400Fourをレストアした時もジェット類の摩耗が原因でキャブレターの同調が取れなかった。

 

気筒数が増えるほどにジェット類の摩耗がエンジンの調子に与える影響は大きくなるのかもしれない。

 

真鍮は柔らかい金属だが、ニードルホルダーやメインジェットの内径の差は肉眼でも分かるほどだった。

 

 

 

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ニードルホルダーの新旧(2番)


                

 

 

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メインジェットの新旧(2番)



 

 

ガソリンの流れに晒されて金属と言えども摩耗してしまう。

 

もちろんそれは長い時間をかけての事だが川原の石や砂浜で拾うガラス片に角がない事を考えれば納得してしまう。

 

 

 

『編集長』は作業場からクルマで数分の所にある「秘密基地」でキャブレターに取り組んでいた。

 

作業場では相変わらずL125SEに取り付けたKEIHIN PE28の燃調に苦しんでいた。

 

始動性も悪くないし高回転の伸びも悪くない。

 

問題はアクセルを閉じてからの回転の下がりが遅い事とプラグが乾いた煤に覆われしまう事だ。

 

スロージェットの番手を下げてみたりニードルのクリップ位置を変えてみたり・・・。

 

そうしているうちに気が付けばタコメーターの調子がおかしい。

 

先週末、メーターケーブルをねじ込む部分が本体から外れハンダと接着剤で修理したはずだったが、

やはり内部も壊れていたようだ。

 

急遽ストック部品から他車種のタコメーターを繋ぎハンドルにぶら下げて作業は続行!

 

そして自分なりに辿り着いた結論はノーマルのマフラー(エギゾーストパイプ)では吸排気のバランスが取れないと言う事だった。

 

次の週末は気を取り直してPE24で再挑戦だな・・・残念。

 

 

 

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仮設のタコメーター


                      

 

 

 

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やっぱり無理だったみたい・・・



 

 

PE24で再挑戦を決めたので『編集長』の作業を見に行くと冷えて硬くなったインシュレーターと格闘中だった。

 

キャブレターを取り付けひと通りの作業を確認して再始動したエンジンは回転が落ち着いていた。

 

次の週末に同調作業を終えれば試運転と行きたいところだが天気も気になるところだ。

 

 

一方、火遊びばかりしている『樵の巨匠』は「家庭菜園用散水機」を完成させ、

それこそ試運転していた。

 

エンジンとポンプを載せるための鉄板を切り出す過程でグラインダーが白煙を吹き、

異臭と共にスクラップとなったが明日は粗大ごみの日だ。

 

 

 

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次は同調作業だよ


                        

 

 

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消防団に復帰しますか?



 

 

早朝に峠を走っていた『編集長』に触発されるように『特攻隊長』は八甲田山中の鉱山跡を目指していた。

 

通行止めであえなく断念しダム周辺を走り回って来たらしい。

 

「ショッカー仕様」の艶消し黒に塗装された車体に乾いた泥が目立つ。

 

「道を間違えたんじゃねぇーか」と言う話も出たが、

ブロックタイヤを組んだホイールも彼には必要かも知れない。

 

 

 

7月23日に予定されたオリンピックの開会式までもう1ヶ月も無い。

 

本来なら国を挙げてもっと盛り上がっていなければならない時期なのに懐疑的な意見も多い。

 

そんな中で他国の事を気にしている場合ではないのかも知れないが香港の『蘋果日報(リンゴ日報、Apple Daily)』が事実上の廃刊に追い込まれたニュースに驚いている。

 

売らんがための報道は駆逐されるべきだが、

これは報道の自由言論の自由を認めるならば勇気をもって報じなければならない事だ。

 

 

 

 

 

 

編集長のおまけ!

 

 

特攻隊長の画像です、八甲田山中の鉱山跡

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私、編集長のキャブレター整備前の朝練(^o^)

 

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