憧 憬 の 轍


憧 憬 の 轍


20167月3日 All gone to look for America♪ Whatdo I looking for?




米軍基地のある街で暮らしていると


アメリカのカレンダーや祝日と少なからず関わる事になる。


明日は Independence dayアメリカ合衆国独立記念日だ。


Fourth Julyと言う方が一般的か。


Simon&Garfunkelの古い歌、America


人種差別やベトナム戦争への介入など、


当時のアメリカ社会が内包していた暗の部分さえも


Paul Simonは軽妙なメロディーに包んだ。


歌詞に出てくる”Mrs.Wagner Pies”1966年に閉店してしまったとか、


”Greyhound”が犬ではなく長距離バスの会社名だとか、


マニアックなS&Gファンには話題豊富な歌詞だ。


I’ve gone to lookfor America・・・僕はアメリカを探し来たんだ。


そして歌は All gone to look for America と結ばれている。

 




先週末に秋田まで遠征している間に届いたキャブレター、


KEIHIN PE28。実動車から取り外したと言うフレコミだったが


「かつて実動だった」車と説明するべき状態。


はっきり言って「不動車」から外したキャブレター。


まぁ、オークションの落札額を考えれば文句は付けられないか・・・。


ジェットやフロートなどはクリーナーに漬け込んできれいになったが


ボディーやフロートチャンバーには腐食部分が目に付く。


最終的にこのキャブレターでは少々問題アリだが、


とりあえず使える状態にして結果が次第では新品、


もしくは新品同様のキャブレターを付けてセッティングしたい。

 

気持ちだけは高回転状態だが問題発生。


手に入れたPE28に付属しているインシュレーター(マニホールド)は


取り付け用ボルトのピッチが58㎜。


対して純正品は62mm


さらに取り付け用ボルトのセンターは


吸気口のセンターに対し3㎜程度オフセットしている。


社外品の汎用品には62mmピッチの物も3㎜オフセットした物もないようだ。


純正品のインシュレーターはすでに欠品。


SL230FTRのインシュレーターが使える事が分かっているが


PE28とは形状も寸法も合わない。


SL230用のインシュレーターとPD24の組み合わせの意味が初めて分かった。


それでもPE28を試してみるためにインシュレーターを長穴加工し、


とにかく吸気口の内径を合わせて取り付けた。


あくまで「実験的な試み」として。



イメージ 1  イメージ 2

純正のPW24()と実験用PE28()                      この角度が問題か?

 

相変わらずエンジンは始動性が悪い・・・。


原因を掴みきれず焦りは隠せない。


疑い出せば切が無い事ばかりだが、


純正のキャブレターを付けた状態でもキャブレターは水平ではない。


リアサスペンションが社外品のため、


それによって油面が変わり始動性が悪くなっているのか?


シリンダーやピストンの問題か?


バルブクリアランス、またはポイントなどの点火タイミングの問題か?


根本的な“何か”を間違えているのではないか?


PW24PE28も所詮は中古品。


やはりキャブレターは消耗品とは言え、


これまで古いキャブレターでも走らせる事が出来たのはなぜか?


・・・・・試走には最適な日差しと気温が苛立ちを増長する。






こんな時、闇雲に作業を続けても良いことは無い。


後で失笑するようなミスをしていることも多い。


分かっていても気持ちの切り替えが出来ずにいると


作業場の外では聞きなれない排気音。


先週、秋田まで受け取りに行ったT氏のXLR250RBAJAだ。


この1週間、


T氏はとりあえず走るには問題が無い状態であることを確かめていたとの事。


社外品の前後フェンダーやリアフェンダ-の


裏側に付けられたストップランプなど、


気に入らない部分を軽く手直しして試走のついでに遊びに来た。


あらためて細部まで見せてもらう。


ウインカーステーやバンド類の錆や塗装の補修部分などは


T氏も気になっているが、


急がずに仕上げるつもりらしい。


あらためて見て唸るのはスゴイ事になっている排気系だ。


イメージ 3  イメージ 4

XLR250RBAJA参上!                 RSV製ステンレスEXパイプ・・・太い。

 

このXLR250RBAJAが今後、


T氏のキャンプツーリング用のバイクとなる日は近い。


前後ドラムブレーキで頑張っている自分のXL250Rが、


タンクとヘッドライトがデカイだけの改造車になってしまう日も近い。


オマケにXLRBAJAMD22DOHCだしね。




イメージ 5  イメージ 6

さらにマフラーはヨシムラ!             XL250Rパリダカタンク 確かにデカイ

 


追記1

山中特攻隊長のニックネームは近々に


Burn out YAMANAKA」あるいは「Burn YAMANAKA」になるかもしれない。


それはタイヤの消費量が尋常ではない事によるのだが、


本人は自分の乗り方が普通だと思っている? 


Slip Sign YAMANAKA」もいいかもしれない。


表記は「▽YAMANAKA」でいかがなモンでしょうか?


 

追記2

T氏が過積載軍団4号車を完成させて


キャンプツーリングに参加するとなると、


前後ドラムブレーキの1号車・XL250Rをディスクブレーキ化したいと思う。


XLR250R BAJAを徹底的に参考にして


前輪だけでもディスク化を計画しちゃおうかな・・・。