After days of CB400Four
☆月光仮面になりたくて☆
其の五
2013年11月23日~24日
わが国では今日が「勤労感謝の日」である事をすっかり忘れていた!
日々の勤労に感謝して今日も午後からリストアに勤しむ。
先週バラしたシリンダーヘッドは既にサンドブラスターの中。
油洗い→洗剤→温水洗い→サンドブラストの工程を経て
面白いくらいに綺麗になってくれる。
カムやロッカーアームには特別異常も見られず
シリンダーヘッドの内側を洗浄しなおして早速組み込む。
組み上がったシリンダーヘッドはこのまま保管する事にして
クランクケースを分割する事に。
OHCの見本のようなシリンダーヘッド タペットカバーだけ磨いてみる・・・
クラッチハウジングの隣にオイルフィルターローター
なるモノが付いていて、
てっきり中にフィルターが入っているものと思ったが
分解してみると中には何も入っていない。
遠心分離作用でオイルを濾過する装置らしい。
現代のバイクではおそらく見られない装置。
内部に溜まった真っ黒な残留物はペースト状で、
取扱説明書には時々ガソリンで洗浄するようにと書かれている。
グラスビーズを使えばもっときれいだった? オイルフィルターローターの内部
この時代のHONDAは設計変更が頻繁だったことはよく聞く話だが、
このC92もパーツリストを見ると変更が多かった事がわかる。
エンジンの腰下部分を逆さまにした状態でクランクケースを分割する。
下側のケースはドレンボルトのねじ山が切れかけていたために
滲み出たオイルと泥の固着が激しい。
早速洗い油に漬けしばらく放置する事にする。
シリンダーとシリンダーヘッドの合わせ面からもオイルが漏れていたため
上側のクランクケースもかなり汚れているが、
内部は思っていたよりもスラッジが少ない。
ギヤ類も洗浄してみなければ確かな事はいえないが欠けや傷はなさそうだ。
上側のケースにギヤ類を残して分割 キックレバーのシャフトは先に外した
洗い油に「入浴中」 シリンダーもお色直し
クランクケースを洗い油に漬けて
固着したオイルや泥が落ちやすくなるのを待ちながら
セルモーターを分解する。
パーツリストではブラシ以外のモーター本体はアッセンブリー。
バラすなってか~?
これを見てバラさずにいられるか! 結局のところ分解掃除