After days of CB400Four
☆月光仮面になりたくて☆
其の弐拾八
2014年4月12日
火入れ式。
キック一発エンジンぶるる~ん
拍手喝采、万歳三唱!
である。
およそ6ヶ月ぶりにエンジンを載せて本来の形に戻った。
エンジンを回さない状態で調整できるタイミングやギャップをすべて再確認し
火入れ式のキックはオーナーのO氏に踏んでもらう事にした。
所用で数日間留守にしていたO氏にしてみれば出かける前にエンジンをかけて
帰ると同時に試乗会、と考えていたかもしれないが
そんなに都合の良いスケジュールはあえて組まない。
エンジンがかかれば後は恒例の飲み会。
ナンダカンダ言っても酒を飲む口実が欲しいだけのノンベェの悲しい性。
ただいつもの飲み会と違ったのは、
エンジン復活記念の乾杯用にオーナーのO氏がシャンパンを用意してくれた事
さすがですねぇ。
ここに当夜の写真を掲載させていただきたいところだが
あまりにも品位を疑われそうな写真ばかりなので
それはあえて御蔵入りと言う事で・・・。
メーカーが試行錯誤を繰り返して作り上げたモノを
自分のようなド素人がバラして組み直して・・・。
不安と期待。
自信か思い上がりか。
そんな相反する気持ちを抱えてキックレバーを踏み下ろす。
祈るような気持ちとは正にこの事だ。
この緊張感をオーナーのO氏にも味わわせてやりたい。
この日のために費やした時間だった事を確かめたい。
エンジンさえかかれば後は点火時期や
スロットルやキャブレターの調整で走行可能だ。
走りながら調整しなければならない事もあるが
確実にキックでエンジンがかかるようであれば残る問題は多くない。
桜前線は順調に北上している。
「NO SMOKE!! ぜんぜん白い煙吹かねぇ~!! やった~☆」
エンジンがかかった直後にO氏は叫んだ。
こうして狂喜の一夜は過ぎたのであった・・・。
途中から行方知れずになった者3名
夜の街に繰り出した不明者4名
その他記憶の曖昧な者多数
全員、帰巣本能だけは失っていなかった模様・・・です。