憧 憬 の 轍
2015年4月1日 鉄屑症候群(スチール・スクラップ・シンドローム)
欧米の新聞やテレビは派手な冗談のニュースを流すが、
このブログは書いていることもやっていることも冗談みたいな内容なので、
あえてふざけた話は書くまいと思っている。
それでもエイプリル・フールにふさわしい話題にいとまがない。
私の作業場に集まってくるのはバイク仲間たちだが、
バイクにばかり乗っているわけではない。
日常的な交通手段として、当然、四輪車を使っている。
ところが昨年あたりから輸入車やスポーツカーに混じって
軽トラックとジムニーが目立つようになった。
中でも「JAZZのタカ&悪友のKEN」の
ジャミフレンズ(某行楽施設とは無関係)は
バイクでもクルマでも毎度楽しい話題を提供してくれる。
彼らのチームネームに冠する「ジャミ」は
金属が錆びて使い物にならなくなった状態を
「ジャミジャミしてる」
と表現したことに由来し、
このジャミ具合によって車種を問わず入団が認められるらしい。
最近、山中特攻隊長が入団するも、
わずか3日で退団したのは、
入手したジムニーのジャミ具合が末期的症状だったためである。
下の写真は山中特攻隊長とは無関係だが、
修理と言うよりは修復し続ける事が求められる修行僧のような軍団である。
フェンダーの裏側 いずれこうなる
この「ジャミ」の他にも作業場には独特な専門用語がある。
下記はその一例に過ぎない。
【チェンジニア】=やたらと部品を交換したがる人のこと。修理と言う言葉を知らない。
【タイラッパー】=インシュロッカーとも言う。本来溶接やボルト留めが必要な部分をタイラップ(結束バンド)で留めて作業を終了してしまうツワモノのこと。
【ジャミニスト】=“ジャミジャミした”クルマやバイクを愛し一般人からは理解されない人のこと。脳ミソまでジャミジャミするようになると「ジャミラ」と呼ばれる。
【ジャミーズジュニア】=ジャミフレンズ予備軍。
【修行】=右も左も分からないまま半強制的にやらせられる修理。JAZZのタカの得意技。
【麦ジュース】=麦芽飲料とも言う、いわゆるビール。生ビールはハイオク、発泡酒はレギュラーと区分される。ちなみに赤ガスはウイスキー、白ガスは焼酎類。いずれも混合比には細心の注意が必要。「まぜるな、危険!」
【~祭り】=一日がかりで行なう作業のこと。これまでに「溶接祭り」や「塗装祭り」が開催された。
【手ルクレンチ】=「締め付けトルクくらい手で覚えろ」と言う無謀な工具。
【グル1号】=ジャミニストにとって御本尊様的な存在。人もクルマもまさにレジェンド。
作戦会議? マニホールドだって「溶接祭り」
何のマフラーだよ!? 穴の補修はテープとシリコン
ジャミフレンズの作業を横目に私の作業場では
電気関係パッパラパーの私としては
スパーキー・シゲアキの御指導に従ってハンダ付けするくらいしか出来ない。
使っていた抵抗をCRDに代え、
ウインカーの左右の配線にダイオードを挟んだ上で
ヒートシンク抵抗を追加・・・。
ひとつひとつ数値を測定しながら
説明してもらいながらの作業のおかげでけっこう理解できた・・・
ような気がする。
週末に車体に組み込めばLED化計画も完了。
けっこう真剣に「遊んで」います 取り付けが楽しみ