憧 憬 の 轍
2015年4月6日 花冷え=鉄屑症候群その2
暖かくなったと思ったのも束の間、
平年並みの気温とは言えやはり寒い。
「花冷え」と言えばそれでも春らしく聞こえるが、
まだ花は咲いていない。
桜が咲いてから吹く雨まじりの風を「花散らし」と言うのだと思っていたが、
「花散らし」には“花見に集まる男女の宴”という意味もあり、
「桜流し」と言うのが正しいのだとか。
さらに桜が咲く時期に降る雨を「花時雨」とか「桜雨」とも言うそうで、
花の散る儚さを思えば実に風情のある日本語だ。
ところで話は先週の土曜日、
すなわち4月3日に戻る。
天気予報とは裏腹に好天に恵まれた日だった。
思わぬ陽気に浮かれていたのは春の到来に目覚めた虫だけではなかった。
ジャミフレンズのその後の活動も陽気と共に活発化していた。
「溶接祭り」で修理したつもりのマニホールドは結局使いモノにならず交換、
クラッチもついに限界状態でこれも交換と実に忙しい。
「悪友のKEN」の話によれば「JAZZのタカ」のジムニーは
今回交換したマニホールドやクラッチばかりでなく
キングピンやハブにも問題があり、「今回の修理はまだまだ序の口」らしい。
さらにテープやシリコンで化粧(はっきり言ってアバタ隠し)
したボディーはすでに「グル2号」を襲名してもいいほど
ジャミ具合が進んでいるため、
来年の車検までに最低限度の修理が出来るか、かなり疑問とのこと。
そんなJAZZのタカのジムニーよりは
数段程度が良い様に見えた山中特攻隊長のジムニーだったが
部品取りとして2スト将軍の下へ譲られて行くことになった。
今日も修行中で~す 一見良さそうだった特攻隊長のジムニー
部品取りにするにはもったいないほどの外観、
さらに走行距離も6万km足らずで機関も好調。
しかしながらフレームは大問題!
中身はな~に?って聞きたくなるようなパイ生地状態。
これこそまさに「ジャミジャミしてる!」の見本。
強度不明 これでも走るからすごい
写真では分かりにくいかもしれないが、
この「ジャミジャミ」は広範囲に広がっている。
フレームとサスペンションの主要部分なので
クルマのことを少し知っている人なら絶対に乗りたくない状態だ。
譲り受けた2スト将軍は自分のジムニーもバラして
いい所取りしようと目論んでいる。
ジャミフレンズたちの騒ぎはこの後もまだまだ続きそうだが、
3年前のような「桜流し」にならないことを祈るしかない。
春の到来と共に日本中に咲く桜。散った花びらはどこへ行くのだろうか?