このストーブの最大の利点は液体であれば燃料を選ばない事だ。 使い勝手を考えた結果、
憧 憬 の 轍
憧 憬 の 轍
2015年7月11日 憧憬の脱輪
曇りマークと雨マークが並んだ週間予報が
たった1日で晴れマークに変わるなんてオセロゲームじゃねぇってんだよ、
気象庁!
まぁ、天気だけはどうしようもない。
それにしても今日は暑い。
今回もバイクとは無関係な話題。「憧憬の轍」を脱輪してしまいました。
6月20日の回で課題を残してしまった
愛用のcoleman 550BとGSI中華鍋。
キャンプツーリングには少々大き目ながらもこの中華鍋を
“キャンプ装備の1軍”に加えたくてずっと試行錯誤を続けていた。
元来、愛用の550Bは五徳部分を支えているカラーが貧弱で、
五徳部分も0.5㎜程度の鉄板で作られているため、
大きな重い鍋などを長期にわたって使用していると変形してしまう。
現在使用している550Bは2台目。
1台目でその利点も弱点もある程度把握しているつもりだ。
そこでφ50㎜ t=3㎜のアルミパイプから削り出した「強化カラー」は
見た目も頑丈そうで期待できそうな出来栄え。
1台目(右)は‘87年製のCANADA made オリジナルのカラー(左)は貧弱な作り
アルコールやシンナーまで試してみたが火は着く。
もちろん火力は最低だったけど・・・。
朝鮮戦争時に米軍兵が
コニャックを燃料にして火を着けたと言う逸話もある。
キャンプ用のホワイトガソリンは一般的なガソリンの10倍もの値段で、
もはや貧乏人には手が出ないシロモノ。
バイクのタンクから抜いたガソリンを使えるのだから、
ツーリングライダーとしては重宝している逸品だ。
用意したのはステンレスのフラットバー(t=2㎜、w=15㎜)とφ5㎜の棒鋼。
問題は接合方法だ。
溶接するのが最適な方法だとは思ったが、
溶接の腕は間違っても自慢できるものではない。
溶接マイスターの“樵の巨匠”にして
「ハナクソ溶接」と言わしめたヘタクソ溶接では
このプロジェクトは完遂出来ない!
そこで脚部はφ5㎜の棒鋼にネジ山を加工しステンレスのナットで固定したり、
鍋を受ける部分に渡した2本の棒鋼は
フラットバーに開けたφ4.8㎜の穴に叩き込むなどして
出来る限り溶接部分を少なくすることを考えた。
カラーには通気と軽量化を考えて穴あけ加工 「中華鍋プロテクター」の完成