憧 憬 の 轍
2015年10月25日 宴・秋の安全祈願大祭
雪虫もライダーも所詮は温度の変化に弱い、
と昨日の記事に書いたが、
最近は年末の宗谷岬で年越しをするライダーが少しずつ増えているらしい。
スパイクタイヤを装着して
凍てついた真冬の北海道を走ろうなんて考えるツワモノは、
今のところ私の作業場に集まるメンバーにはいない。
かつて厳冬期の北海道をスーパーカブで一周した男がいたが、
彼にとって真冬の北海道をバイクで走破する意味は何だったのか。
それもひとつの「可能性への信仰」だったのか。
「秋の安全祈願大祭」。
寒気を纏った低気圧は容赦なく気温を下げ、
朝方の気温は5℃程度。予定通りに集合したものの、
「ホントに走るの?」って皆の顔に書いている。
二転三転した目的地だが、
北へ向かっても南へ向かっても雨にあたるようだ。
結局向かったのはすぐ近くの七戸町。
「そば博覧会」なるイベントがあるとの事で、
チョイと走って宴会前の腹ごしらえにはちょうどいい。
数店の蕎麦屋が通常の半分程度の量で提供しているので
その気になれば4~5杯はイケるが、
既にアタマの中は宴会の事しかないため
二杯程度で切り上げて帰路に付いた。
天気悪い~ それでも走る! 宴会前の腹ごしらえ
ただの宴会ではない、
「秋の安全祈願大祭」だ
と今さら言っても仕方のないメンバーだが、
事故や怪我もなく今シーズンを終えたことだけは何物にも代えがたい事だ。
午後1時過ぎにはカンパイって
まだ昼間だよ!
編集長、美味い? 手伝ったかいがありました タカです
結局タンシチューは下茹でから煮込みまで
6時間以上もかかっただけにホニャホニャに柔らかく、
付け合せに作ったパスタと共にあっという間に完食!
程好くアルコールが回ったところで次なる獲物はローストチキン。
“むさぼり喰う”とはまさにこの状態。
丸鶏3羽があっという間に骨だけになる。
喰う事は生きる事、と言わんばかりの旺盛な食欲。
ほとんど手掴みで 肉・肉・肉・・・
N氏は前夜にオイル交換をしようとして
ドレンボルトを使い物にならなくしてしまったとの事。
ヤラカシてしまった訳だ。
トルクスレンチを使わなければならないボルトに
六角レンチを当ててしまったらしい。
今回も鬼殺しのチュウことH氏のKAWASAKI 750RS改との
日・独・伊対決は不発に終わり
勝負は来シーズンにおあずけとなってしまった。
ところでBMWのドレンボルトってナンボするの?
安くはないべなぁ~。
八甲田山は初冠雪。里に下る紅葉を追いかけるようにもうすぐ雪が近づく。
冬の匂いを嗅ぎ取る日は近い。