憧 憬 の 轍

 
憧 憬 の 轍
 
 
20151220日 冬至を目前にして一陽来復を願う
 
 
月の初め頃に降った雪に冬の到来を感じていたが、
 
ここのところ温暖な日が続いている。
 
2週間足らずで今年も終わろうとしているのに
 
実感が湧かないのは気温のせいかもしれない。 
 
明後日は冬至
 
カボチャが一般的だが地方によっては
 
「砂おろし」といってコンニャクを食べるとか。
 
先々週に風邪気味で体調が悪かった身としては、
 
とにかく健康管理に留意してこの冬も乗り切りたい。
 
 
朝から「塗装祭り」の準備。
 
初期型XL125のタンクとサイドカバーの塗装には
 
かつてCB400Four ’75 の時に使った
 
ライトルビーレッドを濃い目に塗る予定。
 
この色は単色ではなく2層構成で、
 
下塗りに使うライトルビーレッドはレッドどころかほとんどオレンジ色。
 
そして上塗りに使うルージュレッドは毒々しいまでに赤いが透過色。
 
要するにオレンジ色を下地に透明感のある赤色を塗って仕上げる訳だが、
 
仕上がった色の名前はなぜか下地の色の名前。
 
そんな紛らわしい色なのでメーカーによっては
 
「ライトルビーレッド 上塗り用 下塗り用」
 
と書いてセット販売しているメーカーもあれば
 
2色を別色として単体で販売しているメーカーもある。
 
以前、缶スプレーを探した事があったが
 
ライトルビーレッドに関してはことごとく製造中止、
 
または販売終了だった。
 

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サフェーサー仕上げ                            塗料の原液はこんな色

 

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下塗り・ライトルビーレッド                       上塗り・ルージュレッド

ライトルビーレッドにルージュレッドを被せる程に赤味は濃くなっていく。
 
均等に被せないと斑になってしまうのが難点だ。
 
さらに今回はタンクとサイドカバーの他に
 
大魔神O氏のダイエットマシーン、
 
いや自転車のフレームも同色で塗装する。

 
自転車のフレームの塗装は初めてだ。
 
パイプ材の構成がバイクに比べて簡素で細い分、
 
細工も細かい。
 
サスペンションがあるわけでもないのに
 
強度が保てるのが不思議なくらい華奢に見える。

「今のうちならXLのフレームにペダルを付けられる」
 
って誰かが言い出しそうだ。

 
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ダイエットマシーン、納品準備完了!                 少しずつカタチが見えてきました

 

XL125にタンクとサイドカバーを仮付けしてみる。
 
黒色と銀色だけのコントラストが強すぎるように見えていたが
 
赤色が入ったせいでそのコントラストが和らいだようにも見える。
 
「タンクはバイクの顔だ」と誰かが言ったが、
 
本当にそうなのかもしれない。

少しずつ思い描いたカタチに近づいているが
 
タンクもサイドカバーも今後、
 
ステッカーを貼ってクリア塗装もしなければならない。
 
さらにバッテリーケース兼用のエアクリーナーボックスなど、
 
今のバイクなら樹脂で造られている部品も
 
ほとんどが鉄製で見事に錆だらけだ。

 

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バッテリーボックス兼用のエアクリーナーボックス             お待たせしております

 

「塗装祭り」が終わった作業場では
 
すでに年末に予定している「年末安全祈願大祭」のための準備、
 
片付けも始めなければならない。
 
いわゆる忘年会だが、
 
当初は年が明けてから新年会でも~、と言う話だった。
 
しかしそんな事では納得しないのが飲んベェの性。

 
『忘年会無しで新年会では1回損したような気がするべ!』 
 
なるほどこれは名言だ。
 
と言うわけで急仕度の年末安全祈願大祭、
 
今年も行方不明者や帰宅困難者、記憶喪失防止なども願って開催です!

 

 

作業場の隣の“待合室”では岩手から来たTLR200
 
隣街から来たYB-1が静かに順番待ち。
 
TLRイーハトーブを目指せるくらい
 
本格的なトライアルマシンにするとか、
 
YB-170年代風のカフェレーサーに仕上げるとか
 
無責任な意見でカラ騒ぎしているが、
 
思えばこんな状態で年を越すのが毎年の事になっている。