憧 憬 の 轍
2017年7月16日 「絶望は進化する」、では希望は?
しかしも今回はアニメだと言う。
2016年に実写版として記録的な興行実績を上げた
さまざまな情報を集めてみると特報動画が見つかった。
そして「絶望は進化する」と言うキャッチコピーが印象的だ。
「恒星間移民船」とか「長距離亜空間航行」とか、
あるいは「11.9光年の彼方へ旅立つ」とか、
我々の世代としては「宇宙戦艦・ヤマト」を連想させるような文言。
そしてアニメだし。
さらに「20年かけて戻った地球では2万年の時が過ぎていた~」
なんて「猿の惑星」を思い起こすようなストーリーなのか?
面白ければナンデモいい、
とは言っても猿がゴジラに変わったくらいじゃ困る。
なにより猿と同列ではゴジラに失礼だ。
ゴジラのファンはけっこう気むずかしいんだからな・・・。
絶望が進化して、さらに希望に昇華するのであれば、
それは映画に限らず望ましい事だ。
作業場のバイクたちの「軽い絶望」も実は進化していた。
『林道1号』ことT氏のXLR250R-BAJAは
右側のクランクケースカバーに見つかったクラックを今月初旬に補修し、
様子を見ていたが僅かなオイル滲みが止まらない。
考えていたよりも重症だった様だ。
前のオーナーもこのオイル滲みにはかなり苦慮していたようで
エンジン下部から右側面にかけてエポキシ系接着剤の様な物が塗られている。
前述のクラックもこの接着剤の様な物を除去して見つけたものだった。
今回はエンジンを下ろしての作業。
なんか楽しそうじゃない? は~い、一丁あがり!
前回のクラック以外にもクラックがあるかもしれないし
ケースの合わせ目から滲んでいるのかもしれない。
熱とオイルで接着剤らしき物はまるで生のキクラゲのような状態。
パーツクリーナーとオレンジオイル系のクリーナーで除去し、
オイルを入れ直す。一晩放置したうえで完治を目指す事になった。
一方、もう一台の絶望を抱えた2stマシン、
KSRⅡは破損したオイルポンプを入れ換え、
腰下を組み直した。
明日17日は海の日で連休なので、
明けた18日にボーリング屋にシリンダーを持ち込む予定だ。
組み終えたエンジンの腰下 オーバーサイズ+0.5㎜
ICU行きのシリンダー しっかり治って帰って来いよ
「改造車は一度ノーマルに戻してみる」
と言う経験則から中古部品を集めて本来のカタチに戻してみた。
メモリの増設くらいはやった事があったが今回のような修理は初めてだった。
コンピューターの修理を扱ったサイトや動画を参考にしたが、
聞いたこともない専門用語や略語に悪戦苦闘、
暗中模索、五里霧中の日々。
自分でも何をどう直したのか分からない とりあえず起動に成功
このコンピューターを今後メインに使っても大丈夫なのか、
はっきり言って分からない。
分かる訳がない。
コンピューターを頻繁に買い換える余裕などあるはずもないので
時間をかけて勉強しながら完全復活を目指す事にしようと思う。
絶望は進化して希望に昇華するのか?
おそらく答えは限りなくNOだ。
希望に昇華させるためには最大限の努力が必要なのであって、
そこに“絶対”と言う言葉は存在しない。
“絶対”と言う言葉が絶対に存在しないなんて矛盾めいた皮肉かもしれない。
もしかしたら“絶対”と言う言葉があること自体が間違っているのかもしれない。
それでも人は「希望」と言う言葉の裏側に
「絶対」の二文字が隠れている事を期待して止まない。