わかんねぇ~

 

憧 憬 の 轍

 

 

 

201799日 わかんねぇ~

 

 

 朝からやたらと県外ナンバーの車両を見かける。

 

おそらく明日の「三沢基地航空祭」のせいだ。

 

今年も目玉はブルーインパルスか。

 

北朝鮮情勢の関係でグローバルホークF35B1Bなども注目が集まるようだ。

 

 基地関連の施設の誘致に手を挙げる自治体は皆無ながら、

 

なぜこんなに人が集まるのだろう。

 

興味はあるけど自分の住む街に基地はあって欲しくない、

 

と言うのが本音なんだと思う。有事の際には真っ先に標的になる場所だし。

 

それに関しては原発関連の施設も似たようなもの。

 

そう考えると青森県って何?
 

 

 

 

 先週末、組み上がったものの

 

白煙とオイル吹きが止まらない92ブラザーズのCL72。

 

載せてるエンジンはCB77 Type 1

 

その原因と修理のためにもう一度腰上をバラす事になった。

 

 夕方近くなってやっとブルーインパルスの予行演習が始まったようだ。

 

飛行機マニアがこのブログを観ることはないと思うが、

 

当日の本番より前日の予行演習の方が実はおもしろい。

 

天候さえよければ本番でやらない演目も予行練習するらしい。

 

 かつてはCB72にのめり込んでいた「樵の巨匠」にも
 
出頭命令を出し解体と検証開始。
 
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せっかく組んだエンジンもサッサとバラす 
 
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あっという間に腰上はこの状態
 
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カムチェーンの切り離しは慎重に 
 
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シリンダーヘッドを外して原因を探る
 
 残念ながら確定的な原因に辿り着くことはできなかった。

 

強いて言えばシリンダーヘッドボルトの締め込みの甘さや

 

純正品ではないガスケットの潰れ具合による締め付けトルクの抜け。

 

またこのエンジンは前期型と後期型があり、細部が異なる。

 

その違いを把握せずに組まれていた事も原因に繋がっているのかもしれない。

 

 社外品のガスケットに不本位ながら液体ガスケットを塗り、

 

2㎏ほどで絞めなおしてみた。

 

明日トルクの抜けを再確認してから搭載、再始動の予定だ。
 
 
 一通りの作業を終え、

 

雑談に花を咲かせていると作業場の外でバイクの音。

 

聞き覚えのある排気音にグランパ・O氏のC92かと思いきや

 

やって来たのは92ブラザーズの仲間。なんとCB93
 
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本日のお客サマ
 
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バックステップやブレーキの処理は勉強になります
 
 エンジンがイマイチ安定しないらしいが

 

点火タイミングの調整具合が原因のようだ。

 

点火タイミング云々よりガバナーがそろそろ寿命らしい。

 

ホンモノのY部品のCB92用シングルシートはン○万円したとか! 

 

新たな「仏閣症候群」の重症患者出現に

 

グランパ・O氏は胸をなでおろして(?)いたようだが、

 

病状は誰の目にも同じに見えた。

 

 作業場の片隅で点火タイミングを調整してみたが、

 

この種のエンジンのタイミング取りは

 

飛び散るオイルでデロデロになる事を覚悟しなければならない。

 

 「類は友を呼ぶ」。恐るべし92ブラザーズ。

 

だいたいにして昭和49年製のヘッドライト縦二灯の軽トラック(ホンダ)を

 

日常の足に使い、塗装はオリジナルのままなんて、

 

お兄ちゃん、普通じゃありません!

 

 

 ブルーインパルスの予行演習を多くの人たちが見上げる中、

 

視線は下方向、ようするにバイクばかりを見ているオジサンたちは

 

スパーマーケットの駐車場でヘルメットも被らずに

 

試乗会に盛り上がるのだった・・・。

 

 ※スーパーの駐車場は一般公道ではないので

 

ヘルメットを被らなくても違反ではない。

 

でもケイサツに見つかると注意くらいはされるんだよな~。

 

オジサンたちには上空より地上の方が賑やかだった。
 
 
 
 

 

 「航空祭」と銘打っているがそこで目にするものの多くは兵器だ。

 

いわば戦争の道具だ。

 

ホットドッグやハンバーガーを片手に、

 

あるいはビールを飲みながら見て回るのも何ら悪いことじゃない。

 

「祭」なんだから。

 

 来場者の100人に1人でも

 

ここに基地がある理由を考える人がいてくれればいいと思う。

 

おそらく多くの日本人が抱いている戦争のイメージは

 

70年も前の太平洋戦争、第二次世界大戦の頃のものではないのか? 

 

今や戦争は直接人が人を殺さなくても出来る時代であり、

 

1発のICBMを飛ばすのはたった1本の指でしかない。

 

 俺たちはこの街で生まれ、育ち、今もここで暮らしている。

 

日常的に戦闘機の爆音を聞きながら暮らしている。

 

この街が好きだから。