憧 憬 の 轍
2017年11月23日 勤労感謝の日に
4日前に降った雪はほぼ解けた。
朝夕こそは路面が凍結しているが日中は運転に気を使うほどではない。
いつも冬はこうして始まる。
今日は勤労感謝の日。本業はもちろん、
趣味のレストアが出来ることにも感謝しなければならない。
編集長のCS90のシリンダースタッドボルトが届き、
昨夜は週末を待てずに昨夜は夜間残業だった。
ボルトは2本入手したが「メーカー在庫8個」だったので
4本注文すれば良かったような気もする。
先週末に組んだ腰下部分に早速組み込み、
一気にシリンダーやシリンダーヘッドも載せてしまいたいところだが、
油洗作業が終わっていない。
さらにシリンダーもヘッドもこびり付いた汚れや錆が目立つのでサンドブラスト処理。
シリンダーは黒色に塗装されていたので耐熱塗料で塗装し直すが、
シリンダーヘッドはブラスト処理のみであえて塗装はしない。
艶を抑えた耐熱の銀色があれば塗装した方がいいと考えている。
サンドブラスト後のシリンダー
この後黒色に塗装
1964年型(おそらく)の面影を僅かでも残しておきたい・・・、
そんな編集長の想いを理解するなら全部ピカピカにしようなんて言えない。
エンジンの内部は完璧に、外観は当時のままに。
これも楽しみ方のひとつだ。
カーボンを落したピストンに新しいピストンリングを組む。
溝の底まで完全に清掃できなかったのが残念だが、
リングのセットに支障はないようだ。
サンドブラストの前に外したバルブもカーボンだらけだが
アタリ面は思ったよりもきれいだった。
バルブはカーボンだらけ
いつものことながらリングの扱いには緊張する
祝祭日とは言え午前中は仕事で客に振り回され、
昼食もそこそこに始めた作業だった。
夕刻の5時を回った外は既に暗い。
一月後の冬至に向けて日は短くなり続けている。