憧 憬 の 轍
2018年1月7日 謹賀新年=スーパームーン
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
だった事は今さら話題にする事ではありませんが、
平常時よりも大きく、そして明るい月を見て、
今年がそんな1年になって欲しいと思ったのは私だけではないと思います。
そして今年も好き勝手なことを書かせていただくつもりです。
北緯40度40分の街から北緯26度20分の街へ。
およそ2,000㎞離れた場所で迎えた新年。
1月ながら日中は20℃を超える気温と暖かい風に我を忘れ、
さらに夜は夜で島酒に我を忘れるどころか失っていた
通称「ゴリラ・チョップ」岩
1月だと言うのに・・・。 「ゴリラ・チョップ」付近の海
帰路は気が重い。
留守にしていた間、ほとんど雪が降らなかったので雪掻きの心配こそなかったが、
20℃を超える温度差は徐々に自分を現実に還す。
冷え切っている部屋のストーブの前で飲むビールの味が昨日のものと違って感じた。
の~んびりと・・・、釣りも覚えたいな
自分はこの海から来た、そんな気がした
こんな夜は酔いに任せて早めに眠ってしまうに限る。
青とも緑とも言えない海の色を思い出しながら。
昨年末に仮組まで終わらせたXLR250R-BAJAのエンジンが目の前にある。
まずはこのエンジンから。
オーナーのT氏は昨年末に必要な部品を用意していたので
単純に組み立てるだけの作業。
昨年末、抜き取り作業に苦労したオートデコンプのダウェルピンは
軽く叩いて入ってしまった。
シリンダーヘッドも組付けてからおよそ2週間。
ボルトのトルクに変化はほとんどなかった。
シリンダーヘッドカバーも取り付けてしまいたいが
クランクケースの両サイドカバーを付けなければオイルを入れられない。
T氏は年末年始の休み中にサンドブラスト処理を終えていたので早速塗装も済ませた。
塗装を終えたカバー類
軽く叩いて入ったダウェルピン 不思議だ
キックレバーやオートデコンプのオイルシールを入れ直し
クランクケースにカバー類を取り付ける。
デコンプのラチェットに打たれたポンチマークは合わせておいたつもりでも再確認。
さらにキックレバーの動きと連動させるために取り付けには少々コツが要る。
サービスマニュアルにはこのあたりの事が詳しく書かれていない。
‘82 XL250R(MD03)をレストアした時、
構造を理解しないまま組付けて失敗したことを思い出す。
ポンチマークの合わせ
ちょっとお化粧 RFVCの文字を赤色に
実はこの『林道1号』ことT氏のXLR250R-BAJAの傍らには
もう一台のバイクが置かれていた。
昨年末に同じくT氏がポチっとやってしまったTL125 BIALSだ。
写真で見た車体は結構きれいに見えたが
届いてみるとやっぱり・・・だった訳で、
せめてタンクの錆取だけでも完璧にしたい。
まずはタンク内の油落としから。
家庭用の洗剤だけでも多量の錆が落ちた。
最終的にはコーティングまでする予定で、
錆を除去するだけならばもっと安価なものもあるが
防錆皮膜も作ってくれるので今回もこれを使うことにした。
洗剤だけでこれだけ錆が出た
「花咲かG」投入! ここから格闘が始まる
一応連休なので、明日はこのエンジンを載せながらの錆取作業決定!