何のために その1



憧 憬 の 轍

 

201863日 何のために その1





梅雨前の比較的に安定した天候に騒ぐのはバイクの虫だけではない。


野営の虫もD級グルメの虫も、その他諸々の虫が騒ぎ出す季節だ。





冒頭から残念な報告をしなければならない。


先月の事だが青森市まで2度ばかりヤボ用で出かけた。


以前このブログにも書かせていただいた


浅虫の「ろくさん食堂」は昨年末で閉店して


既に建物もなくなっていた。


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残念! としか言いようがない



 

平内町にあった「観光業魚会館」も同様。


昨秋に立ち寄ったところ改装中との事だったが、


今は更地になっている。


7~8枚分のホタテ貝を使った名物


「ホタテ定食」に平内町でのホタテ貝の価値を疑ったものだ。

 


残念なのは食堂だけではない。

秋田県大館市の「田代スポーツ公園キャンプ場」も

この春から有料化されたようで、

名称も「ユップラオートキャンプ場」に。

ユップラは隣接する温泉施設の名称だが、

このキャンプ場は旧田代町が整備した施設だった。

合併により大館市となっても「田代」の名を残していたが、

今回それさえもなくなってしまった。

電源付きサイトやドッグポール付きサイト、


オマケにペット用の足洗い場も作られたようだ。


気になる料金体系をよく見ると「日帰り540円、宿泊1区画1,620円」。


日帰りは1800まで、宿泊は1800から。




ところで、

夕方の6時過ぎてからテント張って晩飯の支度なんて普通しねぇよな? 

宴会目的のキャンプならいざ知らず、

キャンプツーリングで午後6時以降にテントを張るのは

何らかのアクシデントでもなければ、

まず有り得ない。

必然的に5401,620=2,160円/1泊と言う事になる。

キャンプ場としてはハイレベルな環境を無料で提供してきた

田代町大館市には感謝しているが、

今回の有料化には釈然としないものがある。

我々のような貧乏旅人ライダーよりも


お犬様にやさしいキャンプ場なら言うまでもなく、


今後は「対象外」だ。    

 


勝手なことを言わせてもらうが、「電源付きオートキャンプサイト


なるものが本来気に食わない。


わざわざキャンプ場に来る意味ねぇべ? 


家にいるのと変わらないんじゃねぇか? 


バカでかいテントやタープを広げてテレビ見ながら酒飲んで、


ガキどもはスマホでゲームしてるし。


何しに来たの?


って聞いてみたくもなるべ。


この際、ワゴン車で乗り付けて、


電源付きサイトにバカでかいテントを張って布団を敷いて寝てみようか?


真夏以外は寒けりゃ電気毛布だってあるべ。


50インチくらいのモニターも持ち込んでの映画鑑賞はどうよ?


朝はパジャマ着たまま炊事場に顔を洗いに行く。


電気釜で炊き立ての飯食ってオカズもレンジでチンってか? 


キャンプと言うより「引越し」か「夜逃げ」じゃないかと思いたくなるけど、


キャンプなんだべなぁ・・・。



バイクのキャンプツーリングにおいて、


道具の小型化、かつ軽量化は永遠の課題だ。


そのために兼用できるものについても考える。


ガソリンストーブに拘るのもそれ故だ。


日の暮れないうちにテントを張り、


時間に余裕をもって夕食と酒のツマミを作る。


行く先々の地酒や名物に舌鼓をうちながら


今日走ってきた道を振り返り、


明日走る道に思いを巡らす。


焚火の火が消える頃にやって来る睡魔に逆らわず寝袋に潜り込む。


キャンプ場に日常の喧騒を持ち込む事は許されない。

     

   

   

   

隣の八戸市180円で中華そばが食べられる店がある。


メンマは入っていないがネギと小ぶりなチャーシューが添えられている。


県内には100円の「お試しラーメン」


と言う半分の量の味見用ラーメンを提供している店もあるが、


この「かわら食堂」にそんな小細工はない。


また同市には昭和45年以来、


メニューも値段も変わっていない「宝来食堂」ある。


中華そば200円、かつ丼400円で提供している。


これこそD級グルメの聖地だ。



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出前もやってます!                 


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昭和の味 ラーメン180円也 

 
信じられない安価で食事を提供している店は全国各地にあり、

話を聞くたびに行ってみたい衝動に駆られる。

遠い旅に思いを馳せて6月最初の週末が終わろうとしていた。
 
 
 
 
 

何のために その2


本来の路線からかなり外れた記事を書いてしまった。


いわゆる「憧憬の脱輪」をまたやってしまったので、


少々話題を方向転換して作業場の近況報告を。

 


先週末に試走したJC581958年)のタンクを


某オークションで見つけスペアに入手したところ、


外見に反して内部は驚くほどきれいだった。


赤褐色のコーティングもほぼ完全に残っていた。


 
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外見は錆の塊ながら・・・              


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内部はほとんど錆びていない。

 

現在JC58についているタンクには


針でつついたような小さな穴があいていた。


コーティングも剥げて錆だらけだった。


錆を落として新たにコーティングを施したが、


近々にこのタンクを載せることになりそうだ。

 


『林道1号』ことT氏は多忙な毎日を過ごしながらも


昨年末に入手したTL125の整備をしている。


バイアルスだと思ったら実はイーハトーブだった事が


彼には「嬉しい誤算」だったようだ。


キャブレターをもう一度オーバーホールして・・・


などと言っていたがエンジンを降ろす日は近い? 


今一番気になるのはスポークとハブ周りだとか。


悩ましそうな顔していても眼鏡の奥の瞳は「星飛雄馬」だった。

 


 

初夏を思わせる昼下がり、


92ブラザース(弟)はカブでお散歩、


編集長はCS901962年)の調子を確かめに。


遅れて現れた「特攻隊長」がどこまで行ったのかは誰も知らない。


 
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さっさと全バラしましょう             


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ん~、のどかだねぇ

 

 


次の週末は某団体の周年行事のため


編集長も自分もバイクに乗るどころか触るヒマもなくなりそうだ。


梅雨真っ盛りの沖縄から来る友人が雨を運んで来ない事を願っている。