憧 憬 の 轍
2018年8月15日 忘れてはならない事
平成最後の終戦記念日。
戦後73年。
太平洋戦争の終結が今の日本にとって
どれほど大きな事だったかは言うに及ばない。
幾つもの新しい祝祭日が作られる中、
今日が祝日とされていないのはなぜだろう。
8月12日の「災難」については多くを語らずにおこうと思っていたが、
編集長の“自白”を受けて
もうひとつの災難についても書かなければならなくなった。
それはギタリストT氏が愛車HORNET600で一路、
それも一泊で行こうと言う暴挙を画策していた朝に起こった災難だった。
「抜け駆けしようとするから!」とか「日頃の行いが・・・」とか、
まぁ、言われ放題だが、
本人の弁によれば「なぜかバイクが曲がらなかった」らしい。
不幸中の幸いは土の上を畑に向かってスライディングした事だ。
編集長のダメージは右側だったがT氏のダメージは左側に集中していた。
修復不能でしょうね
凹んでいるだけでなく全体に歪んでいる
最もダメージが大きかったのはタンクとメーター。
サイドカバーやリアカウルなどの樹脂製の部品も
ひび割れだらけで編集長のGB250の比ではない。
メータースクリーンはこのアリサマ
部品待ちです
ブログに載せるには、
あまりにもかわいそうだと思っていたので直後の写真は撮っていない。
仲良しの特攻隊長が盆休みのヒマに任せて
解体作業を自主的に手伝い始めたので使わせてもらう事にした。
災難から3日を経て幾分冷静さを取り戻したギタリストT氏によれば
「サイドスタンド出したまま走った」とか???!!!
このバイクはサイドスタンドが出たままでは
走り出せないように設計されていたはずだが、
T氏はその機能をキャンセルしていた。
一方、編集長のGB250が大きく破損したのは右前のウインカーのみ。
破損した瞬間にショートしたため、
一時的に灯火類やタコメーターが動かなくなっていたが、
ヒューズを交換して問題は解消した。
ライトステーに取り付けられたウインカーは
同型のレンズがストック部品の中にあったので
新しい球を用意するだけで何とか修復した。
新品のダブルフィラメント球は税込み191円也!
ライトリムの傷までは治せない
フェンダーの傷も同じく
ステムの三又とトップブリッジがズレて
ハンドルが曲がった状態だったが、
フロントフォークのインナーチューブには
曲がりが無いようなので一度ボルトを緩めて修正。
その後、30㎞ほど走ってみたが問題は無いようだった。
ライトリムとフェンダーの傷はしばらくの間
「戒め」の印にしてもらう事にする。
編集長の場合、素掘り側溝に積もった腐葉土と
枯葉がクッションになってくれたことは不幸中の幸いだったかもしれない。
ギタリストT氏にしても肋骨3本の代償は大きいが、
土の上だった事は幸いだったと言えると思う。
その瞬間、何が起こっているのかを把握する余裕も無く、なす術もない。
そしてバイクを走らせている以上、誰にも起こりうる事だ。
T氏にしても僅かな気の緩みが生み出してしまった事なのだと思う。
あえて今回の2件を「事故」と言いたくないのは
未然に防ぐことが出来たと思うからだ。
それはバイクを走らせる本人だけでなく、
一緒に走っていた者も大いに考えなければならないと思うからだ。
ところで、作業場にはもう一台部品を待っているバイクがいる。
とりあえず動くだけの再生作業はその意味を改めて考えさせられる。
とりあえずエンジンは始動した・・・
使い物になりません!
「盆が過ぎれば秋」とはよく言うが、
汗ばむ日が続いている。
明日は送り盆だ。