風の匂い

2019818 

 

最長で9連休と言われた今年の盆休みも今日で終わり。


夜のニュースでも交通機関の混雑を大きく取り上げていない。


暑い日は続いているがそれも明日あたりで一段落しそうだ。

 

夕刻、交差点で車を停めた時、ワイパーの端にとまったトンボが秋の始まりを告げているようだった。

 

 





お盆、すなわち仏教用語盂蘭盆会の事だが、日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事らしい。


面倒な講釈はさておいて、ご先祖様が返ってきているにも関わらずバイクいじりは止まらない。

 

競技用、あるいは練習用に必要最低限度に軽量化(?)されていたTLR200は『樵の巨匠』のガレージで着々と再生作業が進んでいる。


作り直したサイドスタンドやスイングアームだけでなく、メインハーネスと共に入手したCDIユニットやレギュレーターなども組み込んでエンジンは復調した。

 

エンジン始動時に心配だったのはスプライン部分が欠けているキックレバー、これも『林道1号』ことT氏から提供されたクラックの入った部品を溶接し、さらにスペアまで作ってみた。




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こんなモンでどーよ?                      


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左側の部品のクラック部分を溶接した

 

 



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欠損したこの部品も・・・                     



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溶接祭りでスペア完成

 

 

『林道1号』ことT氏のTLR200はバッテリーレス化と共に12v化されている。


6v仕様のエンジンながら発電量が大きいので十分に対応できるし、灯火類もすべてLEDに替えている。


最終的には同様の使用を目指しているがとりあえずは6vのバッテリー仕様で公道を走れるようにする事が目標だ。


そのためには取り払われているヘッドライトやテールランプ、フラッシャーなどを用意しなければならない。

 

『樵の巨匠』の執念が天にとどいたのか盆で帰って来たご先祖様のお力添えか、必要な保安部品は某オークションで手に入った。


これによって当初考えていた“寄せ集め仕様”はほとんどオリジナルに近い形になる。

 


イグニッションも適当なスイッチで代用しようと考えていたが保管していた部品の中から4極配線のものが見つかり採用決定。



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梱包を解いた保安部品                     


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車種不明のイグニッション

 

 



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早速の仮合わせ                         


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点灯試験は来週末あたりかな?

 

 

あとはフロントフェンダーとサイドカバーが揃えば外装は一段落だがタイヤの事も忘れてはならない。

『林道1号』ことT氏の車両もオゾンクラックが目立つ。

2台仲良く新しいタイヤで走ってもらわなければ!

 

TLR200の再生作業を手伝ってばかりもいられない。


9月中旬に予定している1泊ツーリングは「国道組」と「林道組」に分かれて目的地を目指す予定だ。


いやおうなしに「林道組」を命じられ、使う予定のXL250Rはシリンダーヘッドからオイルが滲んだままだ。


バランサーが付いているとは言え単気筒エンジンの振動は小さくない。

 

 

エンジンをフレームに“吊り下げた”構造のためシリンダーヘッド周りに振動が集まってしまうらしく、「持病」とも言われている。


増し締めを繰り返してきたヘッドカバーのボルトは既に限界を超えている。


完治は無理だとしても何とかならないものだろうか・・・。


とりあえずヘッドカバーをパッカーンと外して暫し考える。





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ハイ、早速のヘッドカバーめくり                


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パッカーンとやるのは簡単だけど・・・

 

 

 

好調だったはずの初期型XL125もエンジンが突然ストールするとの事。


次の週末は忙しくなりそうだ。