憧 憬 の 轍
2019年1月6日 総括は春までに
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
本年も旧年中と変わらずに好き勝手な話題を書かせていただきますので、
よろしくお願いいたします。
平成最後の4ヶ月が始まった。
この平成31年がもうすぐ終わる事を思うと、思い出すのはわずか1週間で幕を閉じた昭和64年の事、実は昭和は始まりも7日間だった。
物事の始まりや終わりにある種の感慨を持つのも日本人の特徴だと思う。
ただ今回は平成が4月末日で終わる事をあらかじめ知ったうえで新しい元号を聞くことになる。
これまでに経験した事のない形で改元が行われようとしている。
自分なりの総括をする時間はある。
「世代」の単位は30年と言う説があるらしい。
だとすれば平成はまさに「一世代」だったと言う事になる。
一昨日(1月4日)は夕方からの「新春安全祈願大祭」のため、あれやこれやと午前中から準備に忙しかった。
“祈願大祭”とは言っても要するに「新年会」、ただの飲み会であって宗教的な意味合いは全くない。
年が明けて初めての作業、まずは昨年以来、迷走を続けて来た初期型XL125の発電系統から。
「パッパラパーにはパッパラパーなりのやり方がある」。
そればかりでなく「パッパラパーにしかできない」やり方がある!
なんてカッコつけても出来ないものは出来ない。完全な知識不足だ。
発電能力が低下した原因がコイルにあるのかローターにあるのか。
コイル自体は巻かれているニクロム線の抵抗を測れば何かが分かりそうだが基準が分からない。
さらにマグネットローターの磁気に関しては何をすればいいのかさえ分からない。
右下の写真、左側上にあるのが国産電機製CB90用、左側下がND製CB125用。
組み合わされたステーターコイルには共に桃色の配線がある。
この時代のホンダ車の桃色の配線は「全波整流用の交流電源」を意味する。
厚みが若干違うが共通点は「B9B10」の打刻がある事。
TとFマークの感覚もほぼ同じだ。
加えて国産電機製には「0B」、ND製には「5N」の打刻がある。
同じ写真の右側のローターは国産電機製の本来このエンジンに使われていたもので、最も厚みがある。
違いは他の2個には6個のマグネットが付いているがこのローターは4個しかない事とTとFマークの感覚が少し広い事だ。打刻は「5D」のみ。
シッチャカメッチャカ・・・とはこの事
左の2個は右側の物と明らかに違う
「0B」、「5D」、「5N」・・・。
昨年12月に書いた記事と重複するがND製のステーターコイルには「4N」、「5N」、「B9」の打刻があった。
国産電機製にはメーカーのマークしかなかった。
この数字とアルファベットが何かを意味し、解決の糸口であろうことは間違いない。
そしてコンタクトブレーカーに打たれた打刻との関連も。
このひと月余り、あれやこれやと考えた事はすべて失敗に終わった。
外観から判断してアース線を設けてみたCB90用のステーターコイル(国産電機製)も4種類のコンタクトブレーカーとの組み合わせも、どれひとつとして満足な結果にはつながらなかった。
あらゆる組み合わせを試みた
アース線を“追加”してみた国産電機製CB90用コイル
出来ることなら、初期型XL125の発電系統にケリをつけ、作業場のド真ん中に「プロジェクトC92-R」のフレームをおいて「本日の作業終了」と言いたかった。
明後日には大魔神・O氏の“一見ジャンクの初期型ハンターカブ”が着荷予定だし。
当初、この正月休みを利用して「プロジェクトC92-R」用のフレームの塗装を考えていた。
搭載予定のCB93エンジンのために1㎜オーバーサイズのピストンやリング(共に新品!)まで用意したにもかかわらず、まだボーリング加工も終わっていない。
「まぁ、仕事じゃないから良いんだけどね・・・」。
このプレッシャーさえ楽しんでやろうと思った新年最初の週末だった。
そこで余ったページには一昨日の“悪夢”を少々。
あとは編集長の記録(オマケ)に託して・・・。
「熱燗」を作っています!
この時点で行方不明者が約3~4名
ラッパの吹き方
それにしても・・・飲み食いする所じゃないような・・・
ガソリンやオイル、さらに廃油まみれの部品やケミカル剤だらけの作業場で、笑いながら飲み食い出来る彼らの神経はおそらくチタン合金よりも硬く、軽く、そしてしなやかなのかもしれない。
皆の今年がより良い1年でありますよう。
鳥まるごと調理前はこんなヤツ! カニ鍋は締めにうどんをぶっこんで これまたうまい!!
今回 どーしても参加が叶わなかった人も、次回は強制ですよ!!