今一度、慎重に、かつ大胆に


憧 憬 の 轍



2019117日 今一度、慎重に、かつ大胆に



 

週末は大寒、冬真っただ中の今夜も粉雪が降っている。

 

真藤順丈氏の『宝島』が第160直木賞を受賞した。


東京出身の作者は思い悩みながらこの小説を書いたと言う。


スピード感と熱を帯びた540ページは一気に読めた。

 

アメリカ占領下での沖縄。


1955年の嘉手納幼女強姦殺人事件、1959年の米軍機墜落事故。


この事故は小学校を直撃した。


1969年の毒ガス漏洩。


そして1970年のコザ暴動など沖縄で起きた事件や事故、さらには実在の人物まで登場する物語だ。

 

「沖縄の問題を考える一助になれば」。


受賞に当たり著者はそう語った。


この本を読んだ沖縄の人の感想を聞いてみたいと思った。

 

 




先週から作業場の入り口で感じていた微かなガソリン臭。


その原因は編集長の宝物とも言うべきCS90だった。


イメージ 1

これは何?                            


イメージ 2

CS90が産んだ卵?

 

 

鍾乳洞には石筍、氷穴では氷筍、ならこれは「ガソリン筍」か? 


オーバーフローしたキャブレターから滴るガソリンが作った造形。


ここ1週間の最低気温は―5℃程度、水は凍るがガソリンが凍ったと言う話は聞いた事が無い。


凍るのはあくまで水分だとしたなら燃料に水が混じっていたと言う事なのだろうか。


それにしても珍しいものを見た。


編集長はこれを「ガソリンの華」と名付けた。

 

 

今日はまだ木曜日、本格的にバイクをいじっている時間はない。


それでも夕刻の空いた時間にC105Hのエンジンの解体作業の続きを・・・。



イメージ 3

クラッチを外して                         


イメージ 4

クランクケースをパッカーンと

 

 

 

それにしても固着しているビスが多い。


ショックドライバーもエキストラクターも用を成さないなら、ビスのアタマを飛ばすしかない。


週末はこのエンジンを全バラして細部の総点検をしようと思っている。