憧 憬 の 轍
2019年2月17日 春を始めよう
一次的なものかも知れないが寒気が緩んでいる。
気温が4~5℃上がるだけで、雪解けが目に見えて進む。
明後日19日は二十四節気の「雨水」。
本格的な春はまだ先だが、暖かい風を感じる季節に期待が膨らむ。
クランクケース本体は鈍いシルバーで塗装しシリンダーやヘッドは艶をさえた黒に、左右のサイドカバーはアルミの磨き出し。
バフ仕上げで鏡面に近い状態にするつもりたが、磨き作業が思うように進まない。
光沢が出るまで時間がかかる。
曇りが抜けないと言った方が分かり易いかもしれない。
それでもクランクケースに組んでみたくて仮組してみた。
クラッチの機構には感心させられる
サイドカバーを仮組
左側のカバーはこれから
左側カバーのアップ 磨けるかな~?
1958年の発売から2017年10月までに世界で累計1億台が生産されたスーパーカブ。
そしてスーパーカブだけでなく、HONDAのいわゆる“横型エンジン”の奥の深さに感心させられっぱなしだ。
「人生最後の1台は?」と聞かれてスーパーカブと答えるライダーは意外と多いらしい。
若い頃は排気量が1ccでも多くて最高速が1㎞/hでも早いバイクがいいと思っていた。
しかし年齢を重ね、肩肘張らずに気楽に乗りたいと思うようになった頃から気になってきた横型エンジン。
「人生最後の1台」をスーパーカブと答えた人に、「そうかも知れないね」と言えそうな気がした。