憧 憬 の 轍
2020年1月26日 潜伏期間
中国・武漢に端を発する新型肺炎(新型コロナウイルス)が急激に拡散している。
ほぼ中国全土に広がったとの報道もある。
中国政府は27日からの海外への団体旅行を禁止するなど対策強化に乗り出した。
しかし春節を挟んだ連休は既に始まっているので効果は不透明だ。
自分が暮らす街にある大手企業が経営する温泉施設は近年、中国や台湾からの旅行客で賑わっている。
かつては地元の住民が通っていた入浴施設も最近は中国語が飛び交うようになり、地元住民の足は遠のいている。
おかしな“置き土産”だけはしないでほしい。
比較的にきれいに見えるCS92のエンジンの底面だが実はオイルまみれだ。
メインシャフトのオイルシールが抜け出してしまった事によるものなのか、
または別な所から滲んだものなのかは分からない。
今後の作業を考慮してまずはエンジン底面のクリーニングから始めた。
気になるのはクランクケースの合わせ面からはみ出している黒色のガスケット材だ。
これが原因なら問題は簡単に解決するが、
クランクケースを割って合わせ面の状態を見ない事には何とも言えない。
これだけ液体ガスケットが使われていると簡単にクランクケースを分割できそうにない。
接着剤で貼り合わせたようなものだ。
クランクケースは上下分割なのでエンジンを逆さまにして下側を外す事も考えている。
いずれにしても左右のカバーやセルモーターは外さなければならない。
午後になっていつものメンバーが集まり井戸端会議ならぬ“ストーブ端会議”が始まった。
解体中のCS92のエンジンに興味を示したのは『スポカブ・ブラザース(弟)』くらいのもので、
『わらしべのKEN』と『編集長』はストーブや4気筒エンジンを積んだ中型車の話で盛り上がっていた。
『樵の巨匠』から先日某オークションで落札したボロAladdinが届いたとのメールを受けたのは“会議”が一段落した頃だった。
『大魔神・O氏』と『樵の巨匠』のストーブ熱は上がる一方で、
もしも新型のコロナウイルスに感染しても燃え盛る炎が焼き尽くしてしまいそうだ。
古いストーブやランプの事でこんなにも話が盛り上がった事はこれまでになかった。
バイクに関しては皆、
一種の“不治の病”に侵されているが、
ストーブやランプなどはいわゆる“合併症”とも言えるかもしれない。
だとすれば長い潜伏期間を経て一気に発症したとしか思えない。
夜になって国内で4例目の新型コロナウイルス感染者が確認された事と、
日本政府が武漢周辺に滞在する約700人の邦人に対しあらゆる手を尽くして希望者全員を帰国させると発表した事が速報で伝えられた。
不気味なパンデミックの予感。
しばらくはニュースから目が放せない。
速報と言えば楽しいニュースもある。
どうやら『大魔神・O氏』は3台目PERFECTIONを・・・。
相変わらず雪が降らないのも暖かいのも、
彼らの“熱量”が関係しているかもしれない。