憧 憬 の 轍
2022年6月12日 無頓着と無関心
それは2014年に始まった。
そもそもおかしいと思っているのはウクライナの領土の一部の独立をロシアが認めた事だ。
ウクライナから独立するのだからそれを認証するのはウクライナでなければならない。
ロシアは侵攻した地域の住民にロシア国籍とパスポートを付与し始めたらしい。
侵攻どころか侵略と言うべきだと思う。
いわゆる「親ロシア」の人々をロシアに移住させれば、事態は戦争にまで発展しなかったと考えるのは浅はかだろうか。
戦争が長引くにつれて関心が薄れる。
このまま対岸の火事になってしまうのだろうか。
そろそろ7月初旬に満了する車検の準備もしなければならない。
‘75 CB400Fuorも『編集長』のZephyrχも、『樵の巨匠』のBMW 1100RRも、そしてW1も。
W1の登録事項証明書(返納書)の日付けは昭和59年(1984年)7月だが、最後の車検が満了したのが昭和51年8月なので、なんと46年ぶりの車検となる。
今では公的な書類がA4サイズで統一されているが手元にある証明書はB5サイズだ。
この書類を持って陸運事務所に問い合わせたところ、原本である事が間違いないとして登録には問題ないとの回答を得た。
ただデータベースにこの車両の記録は無かった。
さらに今ではQRコードなどで瞬時に判別できるデータも無いため(当たり前だ!)、登録申請にはひと手間かかる。
新規登録扱いだが新車扱いではないので車検の有効期間は2年となる。
エンジンやキャブレターは一段落したので今日はブレーキの確認。
前後輪共にドラム式、前輪はツインリーディングだ。
ブレーキダストだけでなくブレーキシューの残量が気にかかっていた。
予想はしていたがブレーキパネルの内部はダストで真っ黒。
油分はほとんど無かったので洗い流すのは簡単だったが後輪には錆が出ていた。
スプレー式のパーツクリーナーと灯油で洗い、ブレーキシューの残量を測ってみると前後輪とも5㎜。
もしかして替えてからほとんど走っていなかったのかも知れない。
おそらくダストを落さずにブレーキシューだけを替えたのだろう。
シャフトやベアリングに残っていたグリスもすべて洗い流し、新しいグリスを入れた。
2週間先までの天気予報を見ると傘のマークが増えている。
いよいよ入梅だ。
考え方によっては冬よりも憂鬱な季節が始まる。
雪が降る季節にバイクは乗れないがスキーやスノーボードが出来る。
雨の続く季節はただ煩わしいだけでしかない。