憧 憬 の 轍
2020年8月25日 それぞれの夏
先週末、八戸市南郷の「山の楽校」でひまわり畑をひとりで眺めながら、
以前、宮城県の三本木町(現大崎市)で見たひまわり畑を思い出していた。
ひまわりにも種類があるようで、
三本木町で見たひまわりは背丈も花も大きいものだった。
盆休みを利用して蔵王の山奥にある温泉宿を訪れた帰り道だった。折からの渋滞にあくびを噛み殺しながら高速道路を降りた。
国道を少し走ったところにある道の駅で渋滞をやり過ごすつもりが、
道すがら目に入った「ひまわりの丘」と書かれた看板に誘われてハンドルを切った。
車を停めると小高い丘一面に植えられたひまわりで視界は黄色と緑色だけで彩られ、
畑に分け入れば空の青さが際立った。
丘一面に咲くひまわりなんて日本で見られるものとは思っていなかった。
昔観た外国の映画でしか知らないような風景、ただタイトルが思い出せない。
日暮れと共に秋の気配を感じているが、
相変わらずアタマの中が夏真っ盛りなのは『樵の巨匠』。
今月初旬に何をトチ狂ったかBMW R1100RSを・・・。
車両が届く前にオイルだ、
プラグだ、エレメントだと用意し、
勢い余ってヘルメットやジャケット、
さらにはスペアの部品まで購入する始末!
そんなR1100RSがやっと届いた。
「デカい」と言うより「ゴツイ」。
どこもかしこも作りがゴツイ。
「コンパクト」とか「軽量化」と言う概念がドイツ人には無いらしい。
BMWと言えば『大魔神・O氏』がK100にサイドカーを付けて所有しているが、
あれは直列4気筒。
これは水平対向のツイン、
いわゆるボクサーだ。
お国柄と言ってしまえばそれまでかも知れないが細部を見て日本のバイクとは基本的な考えがまったく違うのだと思った。
そして長距離を移動する事を前提に設計すれば必然的にこうなるのかもしれないとも思った。
『樵の巨匠』は仕事が「寝るヒマもない」くらい忙しいと言っているが、
忙しいのは仕事だけではないと誰もが知っている。
この分だとおそらく金曜日の夜あたり・・・?・・・だな。