憧 憬 の 轍
2021年9月26日 ZAPATEADO
早くも紅葉の便り。
今年もバイクの季節がもうすぐ終わる。
過去は知れば知るほど、調べれば調べるほどに分からなくなる。
遺跡や遺構の発掘調査はその最たるものかも知れない。
今の自分にとって居候=W1はそれに近い。
某オークションサイトにメグロK2Fとして出品されている車体がある。
1965年頃のものらしい。
車台番号(フレームナンバー)はK2F-00***だがエンジンはW1E。
ツインキャブレターでキャブトンマフラーだ。
K2Fはメグロの500ccだがエンジン型式のW1Eは650cc。
クランケースカバーにはKAWASAKIの文字。
もしもこの車両がエンジンを載せ替えたものでないとすれば・・・。
ところがエンジンには1967年(昭和42年)の居候よりも約1,400番も後の番号が打刻されている。
さらに見つけた1970年(昭和45年)初年度登録の車両は車台番号がW1F-12***、
エンジンはW1E-60***。
居候はW1F-030**でエンジンはW1E-580**。
「W1 FILE」には年代ごとの生産台数が載っているのでそれを参考にすれば答えに近づけるのかも知れない。
それにしても居候はK2Fによく似ている。
『若葉マークのS🔰』は天気が良かったので今日もGB250-Clubmanでコーナリングの特訓。
だがその前にタンクに作ってしまったエクボの修理だ。
「アバタもエクボ」と言うがエクボにしては大きくねぇか?
補修跡を指でなぞってみると完璧な仕上がりとは言えないがこの冬に外装の再塗装を考えているらしい。
それまでステッカーでも貼っておけ、と言う事になった。
一方『編集長』は作業場の長期待合コーナーにあるHONDA C92のレストアに挑戦しようとしている。
多少の欠品部品もあるがC型については『大魔神・O氏』のC92やCS92のレストアの際に使わずじまいでストックしてある部品も少なくない。
ただそれよりも先にZEPHYRχの燃調やCS90のオイル滲みを済ませたい。
「秋が深まる」とか「秋晴れ」と言うが、春や夏や冬に「深まる」と言う表現はほとんど聞いた事が無い。
さらに「春晴、夏晴、冬晴」も。
やはり秋は特別な季節なのかも知れない。