憧 憬 の 轍
2022年12月11日 今一度、立ち止まって
夕暮れを迎える度に日が短くなったと思う。
冬至が近いのだから当たり前の事だ。
薄暗くなった庭先に積もった雪を見ながら、これまでに経験して来た冬を思い返す。庭先の雪はまだ地面が見えなくなる程ではないが、年を越す頃には真っ白になっている事だろう。
FF式のストーブが吐き出す温風に最後の1枚となったカレンダーが音も無く揺れていた。
もうすぐ今年も終わるがそれ自体には特別な感慨も無く、この冬の寒さや雪の量ばかりを気にしている。
昨日、作業場は12月例会=忘年会のために配置換えが行われた。
いつものように作業途中のエンジンも車体も移動して宴会会場を作る事から準備は始まるのだが、そのために行方不明になる部品や工具も少なくない。
さらに後日発見される空き缶や紙皿や割りばしなど・・・。
そんな「強者どもが夢の跡」を本来の作業場に戻しているうちに陽は傾き始めていた。
忘年会の詳細は今回も「編集長のオマケ」に委ねるとして、年末年始の事も考えなければならない。
自分なりに計画して手配したつもりの部品が次々に届いた。
決して懐具合がヨロシイ訳ではないので少々気の早いクリスマスプレゼントだと苦しい言い訳をしているが、同時にそれは年末年始の休みを‘75 CB400Fourに注力する事を意味している。
この冬こそはと思っている「日帰り湯治」にも行けずに春が来そうだ。
「冬至」と書いたつもりが「湯治」と変換されていた。
やっぱり「日帰り湯治」には行きたいなぁ・・・。
昨夜、今まさに宴会が始まろうとしている頃に『樵の巨匠』から連絡があり、少し前から話題に上っていたaprilia climber 240Rを作業場に入れるとの事。
新オーナーとなる『チャレンジャーのタカシ』には内緒のまま宴会中にサプライズでお披露目のつもりだったが、霙の降る中だったので手の空いている者には全員出動命令が下された。
『樵の巨匠』や『林道1号』ことT氏が乗っているHONDA TLR200は乾燥重量90㎏と驚くほど軽く作られているがこのaprilia climber 240Rはさらに軽いらしい。
エンジンは2ストローク238ccで水冷、ブレーキは前後共にディスクブレーキだ。
補修部品の入手に苦労しそうだが激安とも言える仕入れ値に『チャレンジャーのタカシ』のアタマの中は沸騰していた。
作業場の2階には8畳間があり、床には撤去した畳に替えて断熱材を敷き詰めてある。
建てられた年代からして断熱性は期待できないが、冬キャンプのつもりで装備すれば問題なく泊まることが出来る。
aprilia climber 240のために『チャレンジャーのタカシ』が週末ごとの「住人」になるかもしれないと思うとこれも一興だ。
この季節としては比較的に温暖な日がもう少し続くようだが朝夕は路面が凍結している。
週間天気予報の雪ダルマも増えて来た。
明日12日は「漢字の日」、世相を漢字一字で表す「今年の漢字」が発表される。
この1年、明るいニュースは少なかったような気がするので、昨年の「金」のような文字にはならないだろうと思っている。
編集長のおまけでーす
今年も例外なく年末を迎えることが出来そうですね
来年の新年会は1月2日ですので皆様よろしくお願いいたします