Once Again 6th

憧 憬 の 轍

 

 

20231月8日 Once Again 6th

 

 

寒の入り。

 

暦の上では小寒を過ぎて冬は大寒に向かっているはずだが、天候は真冬日と比較的に温暖な日々を繰り返している。

 

雪も今のところ大掛かりな除雪が必要なほどではない。

 

玄関先の湿った雪の下には、昨秋、刈りそびれた雑草が残っていた。

 

植物が声を発することは無いが、その色は土の下で静かに春を待つ生命力が何かを訴えているように見えた。

 

 

 

 

 

作業場には‘75 CB400Fourだけでなく『編集長』のCB400SF、『チャレンジャーのタカシ』のaprilia climber 240R、『若葉マークのS🔰』のGSF250、『スポカブ・ブラザース(弟)』のCB50改、『トーハツのレイジ』のツインアローLA5の6台が。

 

さらに隣室には“手術待ち”のKSR80やCⅢ92と新年の「OHMACHI BASE」は不動車の巣と化してしまった。

 

 

 

                  

HONDA CB400SuperFour

 

 

 

aprillia 240

 

 

SUZUKI GSF250とHONDA CB400Four


          

 

 

 

 

KAWASAKI KSRⅡとHONDA C92




 

 

‘75 CB400Fourのクランクシャフトに付けるオイルシールが届いた。

 

内径も厚さも同じだが外径が3㎜小さい。

 

これでやっと上下分割のクランクケースを閉じることが出来る。

 

エンジンスタンドを反転しシリンダーを載せる準備。

 

かつてこのエンジンを全バラした時、シリンダーのスタッドボルトの数本が固着して抜けなかった。

 

ガスバーナーで炙り、ロッキングプライヤーを使って外したボルトは傷だらけだ。

 

今回の作業のために入手したクランクケースに付いて来たスタッドボルトは手荒な事をされていないようだが、ダブルナットを掛け、ガスバーナーで炙っても12本中の5本が抜けなかった。

 

ボルトが捻じ切れそうなになるまで何度やっても抜ける気配が無かった。

 

そこでこれを抜くために新しい工具を取り寄せた。

 

「スタッドボルトプーラー」と言う商品名だが構造はワンウェイクラッチと同じで、内蔵されている3個のローラーがボルトを押さえる仕組み。

 

専用の特殊工具だが浸透性の潤滑剤やガスバーナーも必要だ。

 

ダブルナットではボルト本体に生じる捻れを最小限にするために、固着しているネジ山に近い位置に装着して回した。

 

クランクシャフトのオイルシール 違うのは外径だけ




    

 

 

秘密兵器?



 

 

クランクケース合体! 


                     

 

 

やっと腰上の作業にかかれる



 

 

『樵の巨匠』のガレージのTY175は完成間近だがCRキャブレターを付けたZ400FX改の他に“診察待ち”の『特攻隊長』が預けているXLR250が。

 

さらに『林道1号』ことT氏のガレージでも数台のバイクが“診察待ち”や“手術待ち“の状態だ。

 

「類は友を呼ぶ」と言うが「不動車は不動車を呼ぶ」のだろうか。

 

 

 

スーパーマーケットや量販店でほぼ毎買い物をしている。

 

大量に買い込んで冷凍庫で保存すれば効率的かも知れないが、肉も野菜も魚も出来るだけ新鮮なものを口にしたい。

 

昨日見かけたのは「七草粥セット」だった。

 

七草粥」。

 

1月7日に無病息災を祈って春の七草を入れた粥を食べる習慣だ。

 

年末年始の暴飲暴食で弱った胃を労わるためと言われるが、この季節の旬の魚と言えば河豚だ。

 

産卵前の河豚は脂がのっていて美味い。

 

そんな事を考えてしまうからこそ七草粥が必要なのかもしれないのだろうが、セリ、ナズナゴギョウハコベラホトケノザスズシロスズナ

 

どうしても七草粥は美味そうに思えないんだよな・・・。