春は近いのか Once Again  11th 

憧 憬 の 轍

 

20232月26日 春は近いのか Once Again  11th 

 

早いものでもう2月が終わろうとしている。

今年も1/6が終わる事になる。

この頃はまさに三寒四温、そして日が長くなったと思う。

 

西の彼方で続く戦争が1年を超えた。

もちろんいつかは終わるのだろうが、終わった瞬間から復興に向かう果てしない時間が始まる。

まずは人々の暮らしを取り戻す事が最優先事項だ。

失われた数多くの尊い命に思いを馳せながら、それは長く続くだろう。

歴史的な価値さえ持ち合わせた建造物は破壊された事によって瓦礫と化し、一度その歴史を終えた。

再建や修復にも長い時間が費やされるだろうが、そんな日が一日も早く来ることを誰もが願っているはずだが・・・。

 

 

先週末に組付けたキャブレターの動きに違和感を感じて組み直すことにした。

具体的には4基を連動させるリンクの戻り具合とチョークレバーの動きが気になった。

こんな時はさっさと外してみるに限る。

原因はおそらく4基のキャブレターを連動させるシャフトと左右2基ずつのバルブを持ち上げるアームとの微妙な位置関係だった。

チョークはレバーのアームの固定位置の問題だった。

 

ハイ、やり直しです

 

納得するまで何度でも



 

早くエンジンを再始動させてみたい気持ちに作業が雑になっている。

時間的にはまだ余裕があるのだと自分に言い聞かせてクラッチを組んだ。

クラッチプレートは気になる傷や歪みが無かったので再利用し、フリクションプレートのみを交換した。

クラッチカバーも付けてしまいたいところだが、塗装の傷みが気にかかるのでスプロケットカバー共々再塗装する事にした。

 

プレートに歪みは無かった

 

クラッチ組立て完了

 

そして作業はエギゾーストパイプとマフラーの取り付け。

シリンダヘッドとエギゾーストパイプの間に入るガスケットはかつて銅製のものだったが素材が変わっていた。

素材の変更がコストの問題なのか性能の問題なのかは分からないが、おそらく他の新しい車種も同じ部品を使っているからだろう。

 

ガスケットの新旧 どちらも純正部品

 

この時点でマフラーはまだ仮付け状態



 

マフラーまで付くとかなりバイクらしくなる。

元来バイクなのだから当たり前と言えば当たり前なのだが・・・。

今後10年を見据えて買い揃えた部品はもう幾つも残っていない。

昨年から気になり出していた前輪ブレーキのマスターシリンダー。

ブーツに隠れて見えにくかったがブレーキフルードが漏れていた。

一部の部品だけを単体販売してくれればありがたいのだが、メンテナンスキットとしてASSY、アッセンブリーだ。

安くないんだよな~、これも。

 

レバーを外すと漏れがはっきり分かる

 

ダストブーツはこんな状態だった。

 

マスターシリンダーをメンテナンスしたのだからもちろんブレーキフルードも入れ替える。

エア抜き作業の合間にタペットカバーにチョイと悪戯・・・バフ磨き。

8個もある事を忘れていた訳ではないが、今日は4個だけ。

 

抜き出した“中身”  

 

あと4個は次回の空いた時間で・・・

 

早々と2月のがレンダーを破った。

3月のカレンダーは日曜日と同じ色で印刷された21日の「春分の日」が目立っている。

夜になってもう降らないと思っていた粉雪が風に舞っているが、本当に春は近いのか。