12年

憧 憬 の 轍

 

20233月12日 12年

 

東日本大震災から12年が過ぎた。

昨日は各地で慰霊祭が催されたが、改めてあの日、あの時、あの瞬間に何をしていたのかを思い出していた人も多い思う。

 

この12年で大きく変わったものは海辺の景色だ。

岩手、宮城、福島の3県の約1,700kmの海岸線に総延長約400㎞の防潮堤が築かれた。

高いものは10m以上ある。

それだけが原因ではないが人々の生活も変わらざるを得なかった。

今ではもう手付かずのままの地域はごく限られた場所だけだろう。

三陸の海岸沿いの街を改めて訪ねてみたいと思った。

 

陽気と共に「開花予想」とか「花見」と言う言葉を耳目にする機会が増えた。

とは言え北東北の春本番はまだもう少し先だ。

 

幹線道路の雪はすべて消えている。

少々の寒さを我慢すればバイクに乗る事も出来る季節になった。

『編集長』が昨年から再生作業を続けているCB400SFももうすぐ試運転だし、『スポカブ・ブラザース(弟)』のCB50改のエンジンも完成が近い。

 

CB400SFは外装を残すのみ


                 

CB50改はクラッチも組んで・・・

 

クランクケースも閉じた


                     

そして作業はついに腰上へ

 

明日からマスクの着用については個人の判断に委ねられる事になる。

どこへ行ってもあったアクリル板やビニールシートも徐々に撤去されるらしい。

多くの制限に縛られたこの3年の事も、震災の記憶のように語り継がれるのだろうか。