迷走は続く

憧 憬 の 轍

 

202372日 迷走は続く

日常的な買い物の会計時に必ずと言ってもいいほど「ポイントカードをお持ちですか」と聞かれる。

ポイントカードが普及して以来、何枚の、何種類のカードを作っただろう。

今や消費税が10%となり、今後さらなる増税もささやかれる時世にあって、僅かでも還元されるのは消費者としてはありがたい。

しかし持っていながらもポイントカードを普段持ち歩いていない。

種類が多すぎて面倒くさいのだ。

机の引き出しの片隅に輪ゴムでまとめてある。

マイナンバーカードの自主返納が増えているらしい。

返納の理由の多くは「情報漏洩に対する不安」や「制度に対しての不信感」だと言う。

政府は個人を識別するために2015年以降、すべての国民に12ケタの番号を付番した。

それを顔写真まで付けてICカードに記録し、今後は運転免許証や保険証をはじめ多くのデータを1枚のカードに集積させる計画らしいが、最近多くのトラブルが報じられている。

デジタルデータを管理する上でのセキュリティの甘さや脆さが露呈している。

所詮は2万円相当のポイントをエサに普及を図った制度の底はあまりにも浅かった。

 

単に個人を識別するだけなら戸籍上の「本籍」を「出生地」として変更できないものとすれば、氏名と生年月日と合わせて個人の特定が出来るはずだ。

現行の法律では「本籍」は自由に変えることが出来るが、本来は「出生地」を意味していたのではなかったのか。

戸籍と言う制度は日本独自のもので、家長制度の時代に遡る話になるが、司る法もまた旧態依然としたままだ。

同姓同名で生年月日も同じ人は一定数存在する。

「生年月日」と「出生地」や「産んだ母親」が同じなのは双子や三つ子と言う事になるが、同じ名前が付けられることは無い。

ならば戸籍法を少々改定するだけで個人の識別は可能になる筈だ。

確かにすべての国民に12桁の番号を付番する制度は確実性の高い識別方法だが、1枚のICカードにあまりにも多くの情報を紐づけようとしていると思いたくなる。

 

 

 

6月18日の試運転の際に力ずくでオイル漏れを停めたXL250Rの2回目の試運転に出かけた。

今回も伴走は『特攻隊長』、彼もXLR250Rのリアサスペンションのセッティングを目的にしていた。

向かった先はまたしてもむつ市

距離的に丁度いいだけでなく、「レバニラ炒め」に関する新たな情報を得ていたからだった。

走り出して約1時間後、XLR250Rにオイル漏れは見られない。

『特攻隊長』のXLR250Rのリアサスペンションはスプリングだけでなくアブソーバーに付随するサブタンクで減衰力を調整できる。

乗り方や路面に合わせる事が可能だが、走り出せばどんなセッティングであろうとも『特攻隊長』は『特攻隊長』なのだった…。

 

オイル漏れは止まった


             

「この店は穴場かも?」

 

味は個人の好みであって絶対的なものではない。

当然に好き嫌いが分かれる。

また調理方法によって食感も変わる。

 

『特攻隊長』は「初めての店ではまずチャーハン」のはずが看板メニューにほだされて(?)自身の流儀を曲げてしまった。

注文したのは「サラレバメン」。

中華麺の上にモヤシがたっぷりのレバニラ炒めがのっかっている、カタ焼きそばのような一品だ。

 

「サラレバメン」と「レバニラメン」の違いは?


 

やっと麺に辿り着いた…が大盛りではない

 

6月18日に立ち寄った「ラーメン大将」のメニューにも「レバニララーメン」があった。

実際に隣席の体格のいいあんちゃんがチャーハンと一緒に注文していた。

これまでに行く先々でレバニラ炒めを喰って来たが、レバニラ炒めと麺類を合わせる文化は下北地方特有のものかも知れない。

 

レバニラ炒め+ライス(大)


          

今週のレバニラ炒めは野菜炒め風だった

 

XL250Rのオイル漏れの修理のために、クランクケースのオイルシールから滲み出たオイルの対処をした’75CB400Fourはしばらく走らせていない。

エンジンオイルに混入したNC81の効果も完全に確認出来てはいないままだった。

猫の目のように変わる天気予報が、特に週間予報がアテにならないのは季節柄仕方ないとしても、晴れ間を見つけて走ってみたい。

日帰りのツーリングは所詮「昼メシツーリング」なのだから「レバニラ炒め行脚」が当分続く事になる。

 

ところでこの週末、数台の大型車と共に仙台方面へ出かけた『編集長』がトンデモネェ~事になったらしいと言う情報が入っている。

結果的には事なきを得て無事に帰還したらしいが、日常的な整備と点検を心がける必要がある。まさに「人のふり見て我がふり直せ」だ。

気が付けは7月。

今年も半分が終わった、と言うか今年も残り半分となった訳だ。

さらにその半分はバイクに乗っていられる季節ではない。本格的な梅雨を目前に気持ちだけが逸る。