憧 憬 の 轍
2023年11月19日 何かを待っている訳でもないのに
西日本や九州などで初雪や積雪のニュースが報じられているが、当地ではまだ街に雪は降っていない。
おそらく次の週末あたりには朝方、路面が白くなっている事だろう。
初雪がそのまま根雪になる事もある。
天気予報に雪ダルマのマークはしばらく見当たらないようだが、クルマのタイヤ交換だけでなく冬に備える季節だ。
季節がもの凄い速さで冬に傾いていると言うのに、なぜかその実感が薄いのは狂ったように暑かった夏の事をまだ忘れていないからかもしれない。
VMX12の年式による変更点を調べていて、1996年に電装系が見直されていた事を知った。
進角機能がアナログからデジタルに変わったらしい。
再始動に成功したエンジンは、その後も何度か始動させているがアイドリングも規定値の1,000rpmで安定している。
ピストンの固着を心配してプラグホールから潤滑剤とオイルを注入しておいた事による白煙も収まった。
後は走らせてみなければ何も分からないが、今シーズンはすでに朝方にクルマのフロントグラスが凍てつく季節だ。
各部の錆を落としたりしながら春を待つことにしようと思った。
タイヤも交換しなければならないしなぁ・・・。
シフトレバーは修整の過程で破断し、代替えの部品を探す中でいっその事バックステップに換装しようかとも考えていた。
ところが中古品と言えども安くはない。
結局懐具合が許す範囲で入手したのは純正のレバーだった。
リンク部分やカバー部分など、元々付いていたものと見比べながら組み直した。
いっその事エンジンを降ろして細々した錆などを落としてしまえばスッキリするのかも知れないが、どの程度手を付けるべきか思いあぐねいている。
タイヤさえ交換すれば走らせてみる事に問題はない状態だし、かと言って各部に浮き出た錆を放置したくない。
そんな部品をひとつずつ外してきれいにするだけでも全体的な見た目は大きく違うはずだ。
KSR-Ⅱの再生も忘れている訳ではない。
製造元の都合遅れていた部品も近々に届くと連絡があったし、フレームに塗られた安物の塗料と錆を落とす準備も出来た。
このフレームを塗装する時にはV-MAXから外した幾つかの部品(カバー類)も一緒に塗装することを考えている。
作業効率を考えて・・・、なんて言えばそれなりにカッコイイ話だが、その辺の段取りを考えないと無駄な時間が増える。
エアコンプレッサーの空気圧が十分に上がるまでの時間さえ待てずに別な作業に手を付けてしまうくらいなのだから・・・。
作業場を現在の「OHMACHI BASE」に移して2年が過ぎた。
移転した直後はどこに何があるのかさえ分からない状態だったが、今ではそれもかなり落ち着いて来た。
もうすぐここに来て3回目の冬が来る。
断熱材も無く隙間風だらけ、さらには雨漏りもしている。
そんな処だが2階の小部屋(屋内キャンプ場?)にいると何故か落ち着くから不思議だ。
年末はここでひとり、鍋でもつつきながら年を越すのも一興かもしれない。
もちろん熱燗をやりながら。