憧 憬 の 轍
2023年12月28日 春に向かって
テレビで一年を振り返る番組を観ていた。
暗いニュースばかりではなかったが明るい話題が霞んでしまうくらい暗い話題が多かったような気がした。
いわゆる御用納めなのだが仕事の都合上アメリカのカレンダーも見なければならないので、明日からの年末年始休暇も電話1本で緊急出動となるかもしれない。
そんな状態にはもう慣れっこだが携帯電話など無ければいいと思うのがこの時期だ。
週末ごとに賑やかな作業場=「OHMACHI BASE」で作業中のまま年を越すのはVMX12だけではない。
『スポカブ・ブラザース(弟)』のHONDA clubman GB250は外装を再塗装する準備が進んでいる。
『若葉マークのS🔰』のSUZUKI BANDIT250は遅々として作業が進んでいない。
『樵の巨匠』のガレージではBMW R1000RSの再生作業がとりあえず順調のようだ。
毎晩のようにLINEに部品の写真を挙げているが、年式によって細部が異なったり必要な部品がなかなか見つからなかったり。
CLYMERのマニュアル(もちろんEnglish!)を読み、海外のサイトからパーツリストをダウンロードして純正部品の見積もりを取ってみるとブッ飛びそうな値段!
中古部品を探す長期戦覚悟の再生作業だ。
考えてみればバイクに水平対向型のエンジンを採用しているのはBMWだけだ。
傍らにあるR1100RSもそうだがエンジンだけでなくどこもかしこも独特な造りが成されている。
例えばマフラーフランジをシリンダーヘッドに取り付ける部分はネジ込み式に作られていて専用工具が必要だ。
アクセルのワイヤーは巻き取り式ではなくホルダー内部に細かいチェーンが使われている。
そんな独自の方法は世界のBMWと言えども様々な試行錯誤を重ねて来た証かもしれない。
『編集長』も自宅のガレージでKAWASAKI ZEPHYRχのピストンリング交換に向けた準備を始めていた。
キャブレターの外し方を忘れた・・・、などと言っているがマニュアルを読み返す時間は無駄な時間ではない。
雪と凍結した路面でバイクに乗ることが出来ない季節だからこそメンテナンスに勤しむ。
ある意味でこれもひとつの冬の楽しみ方だ。
また『悪友のKEN』 は相棒の『JAZZのタカ(自称)』の伝手で手に入れたKAWASAKI ELIMINATOR400を寒いガレージで凍えながら修理しているようだが、既に別なバイクが気になっているらしい。
長期予報では暖冬と言われているこの冬だが、真冬日や冬日が続くと日差しを感じられる日や風の無い日がありがたい。
冬なのだから寒さは仕方ないとしても大雪が降らない事を願うばかりだ。
今年も残すところ3日。
また1年が過ぎる。
この分だと来年もまた週末ごとにこのBlogの原稿を書きながら過ごす事になりそうだ。
いつも思っている事だが、個人的主観と独断に満ちた事を書きたいように書かせてくれている『編集長』をはじめ、話題を提供してくれる「OHMACHI BASE」のメンバーに感謝しなければならない。
本年もお世話になりました。
そろそろライターを卒業させて頂こうと考えていましたが、それは許されそうにないので2024年もよろしくお願いします。