= Days of CB400FOUR =
(絶版車の再生日記、あるいは貧乏人の旧車再生記録)
№27
2011年12月18日
エンジンを搭載。
フレームの構造上、右側から。
英国仕様の諸元によればエンジンは単体で64kg、
ヘッドカバーやオイルパンを外した状態だが
約60kgもあるので容易な作業ではない。
あらかじめ用意した鉄製のLアングルの上にエンジンを降ろし
フレームの右側からスライドさせ、
さらにジャッキに載せてハンガーボルトの入る高さまで落とす。
ヘッドカバーを外してあるので上側はかなり余裕があるが、
前後方向はわずかな余裕しかない。
フレームにエンジンをぶつけて傷だらけ・・・にならないように
厚手のタオルなどでフレームを養生したが結構作業の邪魔になる。
とは言えフレームに傷はつけたくない。
奮闘すること約1時間。無事に搭載完了。
電動ホイストで作業台からエンジンを降ろす 搭載後ヘッドカバーを取り付ける
オイルパン取り付け オイルパンの中に組み込まれるストレーナー
必要最低限の事をしてエンジンを始動させてからほぼ1年になる。
エンジンの始動だけが目的だったので
オーバーフローによる燃料漏れなどには対処していない。
キャブレターは取り付けるにあたり再度解体し調整し直さなければならない。
作業の節目には乾杯することにしている。
キャブレターに手を着けると今日中に終わらないことが分かっているので、
早めの乾杯となったが、こんな日はハイオクでしょう!
2012年1月8日
謹賀新年。
正月休みはリストア三昧の予定だったがいろいろと忙しく、
今日からキャブレターのメンテナンスにかかる。
およそ1年前、エンジンの始動だけを目的にメンテナンスした
キャブレターは液体シール塗りまくりの状態だったので、
今回はきれいに仕上げたい。
固まった液体シールはなかなか除去が難しくあきらめかけていたが、
某社の「キャブクリーナー」がゴムを溶かしてしまう性質を持っている
ことを思い出し、使って見ると意図も簡単にシール材が溶けた。
商品の説明欄には「直接キャブレターの吸気口に吹き付けることによって、
キャブレター内部のクリーニング云々・・・」
などと書かれているが、
どこまでクリーニングされてしまうのか心配になるほど強力な洗浄力!