2023-01-01から1年間の記事一覧

この雨が止む前に

憧 憬 の 轍 2023年5月28日 この雨が止む前に 初夏を予感したのも束の間。不順な空模様は梅雨を予感させる。 僅かな雨量を伴う曇天が続くくらいなら、短時間にまとめて降ってその後は気持ちよく晴れてほしいと思う。 そんな思いを嘲笑うように猛烈な勢いを保…

梅雨の前に 初夏の予感

憧 憬 の 轍 2023年5月21日 梅雨の前に 初夏の予感 18日(木)、気象庁は奄美・沖縄地方の梅雨入りを発表した。 個人的な感覚だが沖縄が梅雨入りすると東北地方北部は比較的に好天が続く。 それは梅雨入り迄の実に爽やかな日々だが、梅雨が長引けばそのまま…

立夏を過ぎてから

憧 憬 の 轍 2023年5月14日 立夏を過ぎてから すでに5月も半ばとなり2週間予報に傘のマークが増えた気がする。 それは清々しい初夏の前の梅雨が近い事を意味している。 東北地方北部では梅雨が明けてから秋風が吹くまでの時間は決して長くない。 その短い夏…

時計は止まらない

憧 憬 の 轍 2023年5月7日 時計は止まらない 最大9連休と言われた今年の大型連休が終わった。 陽気に恵まれたかと思えば一変して肌寒かったり、あるいは雨が降ったりしたが多くの行楽地に人が溢れていたのは、やはりCOVID-19関連の制限が緩和された事が大き…

花筵を敷く前に

憧 憬 の 轍 2023年4月30日 花筵を敷く前に 4月最後の週末と共に大型連休が始まった。 3月中旬以降、マスクの着用が個人の判断に委ねられ、さらにこの連休が明ければCOVID-19は季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられる事になっているが、感染のリスク…

群来 番外編21

憧 憬 の 轍 2023年4月23日 群来 番外編21 「群来」と書いて「くき」と読む。 魚の産卵と放精によって海が乳白色に見える現象の事だ。 小樽はかつて鰊漁で栄えた街だった事は広く知られている。 鰊が単に食料としてだけでなく、当時の人々の暮らしを多方面で…

秋は燃え、春は萌える

憧 憬 の 轍 2023年4月16日 秋は燃え、春は萌える 4月も既に半ばを過ぎて春本番と言ったところだ。 気温は順調以上に上がり桜の開花や満開が記録を更新した1週間だった。 それにしても満開の桜の樹に早くも葉が目立っている。 その姿は何かを急いでいるよう…

芽吹き

憧 憬 の 轍 2023年4月9日 芽吹き 弘前市の公園緑地課は7日、弘前公園内のソメイヨシノ標準木が開花したと発表した。 公園内には約50種の桜がある。 今回確認された標準木と外堀の満開予想日は12日で、平年より15日早い。1947年(昭和22年)からの観測史上最…

Once Again 14th 復活の狼煙

憧 憬 の 轍 2023年4月2日 Once Again 14th 復活の狼煙 今年の桜前線は予想を上回る速さで北上を続けている。 仙台でも既に満開で多くの花見客で賑わう様子が報じられていた。 榴ヶ岡公園に屋台が並ぶのは4年ぶりの事。 それが本来の花見の光景だと思いな…

雪解雨

憧 憬 の 轍 2023年3月26日 雪解雨 気温が20℃を超え半袖のシャツを用意する季節になったかと思いきや、今日は最高気温が10℃にも満たない。 まだ3月の下旬、本来そんなものだが前日が暖かかった分、肌寒さを感じる。 もはや冬の名残は日陰に残った泥まみれの…

春より速く  Once Again 13th

憧 憬 の 轍 2023年3月19日 春より速く Once Again 13th 「10年に一度の寒波」とか「水道の凍結に注意」とか、頻繁に言われていたのは1ヶ月くらい前の事だ。 それが今度は記録的に桜の開花が早まるとか言われている。 気象庁は週の初めに青森市の積雪がゼ…

12年

憧 憬 の 轍 2023年3月12日 12年 東日本大震災から12年が過ぎた。 昨日は各地で慰霊祭が催されたが、改めてあの日、あの時、あの瞬間に何をしていたのかを思い出していた人も多い思う。 この12年で大きく変わったものは海辺の景色だ。 岩手、宮城、福島の3県…

判断基準と自己責任 Once Again 12th

憧 憬 の 轍 2023年3月5日 判断基準と自己責任 Once Again 12th 新聞とコーヒーを手にして一日が始まる。 「新聞」とは言っても前日までのニュースなので、読み終えてからインターネットで最新のニュースを観る。 報道に対する姿勢の違いを感じて一時期は5…

春は近いのか Once Again  11th 

憧 憬 の 轍 2023年2月26日 春は近いのか Once Again 11th 早いものでもう2月が終わろうとしている。 今年も1/6が終わる事になる。 この頃はまさに三寒四温、そして日が長くなったと思う。 西の彼方で続く戦争が1年を超えた。 もちろんいつかは終わるのだ…

Once Again  10th

憧 憬 の 轍 2023年2月19日 Once Again 10th 那覇の公園では早くも桜が見頃、首里城ではブーゲンブリアが色鮮やかに咲いているらしい。 「琉球の華みぐい(華巡り)」が始まった。三寒四温を思わせる日もあるが、北国の冬はまだ終わっていない。 昨夜から…

時代遅れでいいよね

憧 憬 の 轍 2023年2月12日 時代遅れでいいよね トルコとシリアの国境付近で発生した大地震の映像が繰り返し流れている。 見る度に思い出すのは東日本大震災だが、建物がパンケーキクラッシュする様には2001年のアメリカ同時多発テロ事件の際に崩れ落ちたワ…

晴天の霹靂

憧 憬 の 轍 2023年2月8日 晴天の霹靂 少しだけ暖かくなり雪溶けが進む。 それはそれで嬉しいのだが、屋根から滑り落ちた雪の処理や実に走りにくい道路に眉を顰める事になる。 北日本で走っている自動車の寿命が短いのは路上に撒かれた融雪剤とサスペンショ…

もうすぐ暖かくなると信じて

憧 憬 の 轍 2023年2月5日 もうすぐ暖かくなると信じて 北日本では1年の内で最も寒いと言われる2月だが、今季最強と言われた寒波が去っても窓の外は雪景色。 まだまだ春は遠い。 日本海で発生した爆弾低気圧の影響は太平洋側にも及んでいる。 5月からは感染…

Once Again 9th せめて立春までは

憧 憬 の 轍 2023年1月29日 Once Again 9th せめて立春までは 今季最強の寒波は幾分和らいだが相変わらず真冬日が続いている。 水道凍結の被害も多い。 低い気温だけでなく風の強さも被害を助長する。 今のところ大雪と言えるほどの雪は降っていないが、日…

寒垢離  Once Again 8th 

憧 憬 の 轍 2023年1月22日 寒垢離 Once Again 8th この週末から今季最強の寒波が入り、特に北日本の日本海側では天気が荒れると報じられている。 太平洋側に位置する当地でも真冬日が続くようだ。 二十四節気の大寒に入り、まさに読んで字のごとくな訳だ…

Once Again 7th

憧 憬 の 轍 2023年1月15日 Once Again 7th 神奈川県の吾妻山公園では6万株の菜の花が満開で訪れる人の目を楽しませているらしい。 当地で菜の花が咲くのは4月下旬。 見頃は5月連休の頃だ。 距離にして約800㎞離れているが、改めて日本列島が南北に連なる…

受け入れるために

憧 憬 の 轍 2023年1月14日 受け入れるために 春を思わせるような暖気は雨を降らせ、積もっていた雪を溶かした。 もちろんこのまま冬が終わるなんて思ってはいないが、雪の無い道路に少しだけ気が和む。 またすぐに凍てついてしまう事も知っているのに・・・…

Once Again 6th

憧 憬 の 轍 2023年1月8日 Once Again 6th 寒の入り。 暦の上では小寒を過ぎて冬は大寒に向かっているはずだが、天候は真冬日と比較的に温暖な日々を繰り返している。 雪も今のところ大掛かりな除雪が必要なほどではない。 玄関先の湿った雪の下には、昨秋…

雪の降る音

憧 憬 の 轍 2023年1月5日 雪の降る音 北京共同は、中国では春節の海外旅行の予約件数が前年の6.4倍に増えたと報じた。 また旅費も平均で32%増らしい。 行先はオーストラリア、タイ、日本の順だと言うが中国はCOVIT19対策を8日に抜本的に緩和すると発表して…

「月日は百代の過客」ならば

憧 憬 の 轍 2023年1月1日 「月日は百代の過客」ならば 新年 明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 ロシアのウクライナ侵攻からもうすぐ1年になろうとしている。 当初は「軍事作戦」とか「諍い」と言われていたが今では「戦争…