2019-01-01から1年間の記事一覧

雨音を聞きながら

憧 憬 の 轍 2019年6月23日 雨音を聞きながら 昨日(22日)は夏至、北半球で最も日の長い日だった。 “日が長い”と言う事は日の出から日の入りまでの時間が長いと言う意味だが、今年、日の入りの時刻が最も遅いのは6月28日だ。 ただし日の出の時刻も約2分遅い…

雨の匂いに

憧 憬 の 轍 2019年6月16日 雨の匂いに 予報では、昨夜は暴風雨の可能性もあったが、心配するほど天候は荒れなかった。 ついに北東北も梅雨入りし、ある意味では冬よりも鬱陶しい季節の到来だ。 作業場の窓は南向きだが、大きな木に日差しは遮られて午前中は…

春眠から目覚めて

憧 憬 の 轍 2019年6月9日 春眠から目覚めて 先週の“バカ陽気”も今週半ばからは梅雨を予感させる天気に変わり、最高気温も20℃以下だ。 真夏日と言う言葉が頻繁に聞かれるようになったとは言えまだまだ長袖が放せない。 青森ではねぶたの紙貼りが最盛期らしい…

伝言 番外編8

憧 憬 の 轍 2019年6月2日 伝言 番外編8 とある3月の土曜日の午後。 駅まで続く道は自転車で5分もあれば足りる距離だった。 一睡も出来ないままに落ち着かない朝を迎えた。 あの人が今日、この街を離れる。少年の心はその事実だけに支配されていた。 たった…

諸行無常

憧 憬 の 轍 2019年5月19日 諸行無常 夏を思わせる週末だった。 帰宅後にテレビのニュースで北海道の佐呂間町で39.5℃を観測した事を知った。 最初は佐呂間町をどこか別な地名と聞き違えたと思った。 北海道でも真夏なら30℃を越える日がある事は知っているが…

時代と感覚

憧 憬 の 轍 2019年5月19 日 時代と感覚 沖縄地方が梅雨入りする頃、北東北では初夏を思わせる好天が続く。 今年は気温の上り方が例年より遅いような気がするが、昼間は半袖のシャツが着たくなる。 そして沖縄地方の梅雨が明ける頃、本州は梅雨入りし、北東…

辻褄と矛盾

憧 憬 の 轍 2019年5月15日 辻褄と矛盾 「沖縄返還から47年」、そんなタイトルの新聞記事と共に目にしたのは12日に開催された辺野古のハーレー大会(ハーリーとも言う)に、キャンプ・シュワブの関係者も参加して熱戦が繰り広げられた記事だった。 沖縄に…

蟻の歩み

憧 憬 の 轍 2019年5月12日 蟻の歩み 「花見」と言えば一般的には桜だが、もちろん桜だけが花ではない。 連休の終わり頃から目に付くようになったのは菜の花だ。 「ナタネ」と言う呼び名に馴染み深いのは、この地方で主に栽培されているのが「キザキノナタネ…

まさしく『こどもの日』

憧 憬 の 轍 2019年5月5日 まさしく『こどもの日』 話題の10連休も明日まで。 さらに明日は立夏とあって暦の上では今日までが春と言う事になる。 そしてまだ残っている桜の花や目立ち始めた雑草を見ていると、確実に夏に向かって季節が進んでいる事を実感す…

桜が散る前に

憧 憬 の 轍 2019年4月28日 桜が散る前に この1週間、ニュース番組や新聞も雑誌にも“平成最後の~”とか“改元を目前に~”と言う言葉が溢れていた。 それと同じく「10連休」と言う言葉も。 昨日からかつてなかった長さのゴールデンウイークが始まった。 実際…

桜咲く

憧 憬 の 轍 2019年4月21 日 桜咲く 県内各地で桜の開花が確認されたのは2日前の事だった。 雪まで降らせた寒の戻りのせいか、今年の桜は連休が見ごろになりそうだ。 ここ数年開花も満開も早まり、連休の花見は「葉桜見物」になっていた。 週の中頃、気温が…

厄日

憧 憬 の 轍 2019年4月14日 厄日 大型連休を間近に控えて慌ただしさを感じるのは、平成から令和への改元の影響も少なくないような気がする。 そして寒暖差の大きい天候に風邪気味で体調が芳しくない。 思い起こせば2017年の1月、インフルエンザで病院のお世…

兎にも角にも

憧 憬 の 轍 2019年4月7日 兎にも角にも 4月最初の週末。 この1週間、月曜日に新しい元号が発表されて予想通りのお祭り騒ぎも報じられている。 寒の戻りどころか冬が戻ったような天気も、不安定ながら季節が春に向かっていると感じられるようになった。 作…

春の雪

憧 憬 の 轍 2019年3月31 日 春の雪 肌寒い日が続いている。最低気温は氷点下、最高気温も3~4℃。 まだまだ三寒四温なんて言えない。 さらに昨日から降っている雪は湿っていて重い。 新しい元号が明日発表されるとあって数日前から関連したニュースが多い。…

わかっていたはずなのに

憧 憬 の 轍 2019年3月27日 わかっていたはずなのに 開花予想が早まりそうな陽気が続いたかと思えば、この週末はいわゆる“寒の戻り”で最低気温は氷点下。 さらに昨日から雪も舞っている。 それでも春分を過ぎてまだ3日足らずだが、確実に日が長くなっている…

蹉跌と磋躓

憧 憬 の 轍 2019年3月17日 蹉跌と磋躓 3月も半ばを過ぎると「桜前線」とか「開花予想」と言う言葉を耳目にする機会が飛躍的に増える。 春に咲くのは桜の花だけではないのだが、日本人は本当には桜が好きなんだと思う。 細かく分ければ桜は約600種もあるらし…

慶良間見しが睫毛見らん(けらまーみぃしが、まちげーみぃらん)

憧 憬 の 轍 2019年3月10日 慶良間見しが睫毛見らん(けらまーみぃしが、まちげーみぃらん) 晴れた朝には遠くに見える八甲田の稜線が青空に映えて白く美しい。 国道103号の通称「八甲田十和田ゴールドライン」の除雪作業はもう始まっているのだろうか。 こ…

平成の終わりと共に

憧 憬 の 轍 2019年3月5日 平成の終わりと共に 十和田観光電鉄。通称「十鉄(とうてつ)」。 2014年(平成24年)4月まで三沢市と十和田市を繋いで来た。 旧国鉄の駅が無い十和田市と三沢市を繋ぐ唯一の鉄路で、路線には二つの高校もあり、作業場に集まるメン…

ざわめき

憧 憬 の 轍 2019年3月3日 ざわめき 比較的暖かい日が続いたおかげで雪解けが進んでいる。 予報によれば明日から天気は少々ぐずつくが、最高気温は10℃程度まで上がるようだ。 このまま春が来そうな予感に気持ちも上向く。 雪の溶けた土手には早くもフクジュ…

天秤ばかり

憧 憬 の 轍 2019年2月24 日 天秤ばかり この季節に降る雨はふたつの想いを抱かせる。 雨が積もった雪を溶かしてくれるかも知れないと言う期待感と、 明日にはまた寒くなって雪に変わるのではないかと言う不安感とだ。 それでも日差しは確実に雪を溶かし、 …

春を始めよう

憧 憬 の 轍 2019年2月17日 春を始めよう 一次的なものかも知れないが寒気が緩んでいる。 気温が4~5℃上がるだけで、雪解けが目に見えて進む。 明後日19日は二十四節気の「雨水」。 本格的な春はまだ先だが、暖かい風を感じる季節に期待が膨らむ。 クラン…

再三再四

憧 憬 の 轍 2019年2月10 日 再三再四 今年は桜の開花が早いかもしれない、 と思うような陽気かと思えば翌日は再び真冬日。 毎年こんなことを繰り返して春を迎える訳だが、 年を追うごとに日々の温度差が大きくなっているような気がする。 北日本を覆う不気…

あまえてんじゃねぇぞ!

憧 憬 の 轍 2019年2月3日 あまえてんじゃねぇぞ! 2月最初の週末は節分。 節分と言えば「豆まき」と思っていたが最近は「恵方巻」らしい。 無言で海苔巻きを食うだけでて招福できるのなら、かっぱ巻きやかんぴょう巻きじゃダメか? 納豆巻きとか鉄火巻きっ…

期待と願い

憧 憬 の 轍 2019年1月27日 期待と願い 昨夜の事だが、全豪オープンテニス(AustralianOpen)を大坂なおみ選手が制した、その興奮がまだ冷めない。 さらに勝手に上げた祝杯の酔いも冷めぬままだったが、朝から気分がいい。 昨夜の試合を振り返ると、試合内容…

小寒の氷大寒に解く

憧 憬 の 轍 2019年1月20日 小寒の氷大寒に解く インフルエンザが流行の兆しを見せている。 自分も2年前に罹患し、医師から“外出禁止令”を出された。 作業場に集まるメンバーは今のところ大丈夫なようだが、風邪をひいている者は2~3人いる。 今日は大寒。 …

今一度、慎重に、かつ大胆に

憧 憬 の 轍 2019年1月17日 今一度、慎重に、かつ大胆に 週末は大寒、冬真っただ中の今夜も粉雪が降っている。 真藤順丈氏の『宝島』が第160回直木賞を受賞した。 東京出身の作者は思い悩みながらこの小説を書いたと言う。 スピード感と熱を帯びた540ページ…

Saxifragestolonifera=ユキノシタ

憧 憬 の 轍 2019年1月13 日 Saxifragestolonifera=ユキノシタ 相変わらず雪の量は少ない方だと思う。 気温も最低と最高の差が7℃程度。 夜半に降り積もった粉雪は箒で払える程度だ。 毎年の事ながらこうして春を待つ。 札幌で暮らしていた頃、一晩で1m近…

渇!

憧 憬 の 轍 2019年1月8日 渇! いわゆる“正月休み”は既に終わっているが、どこかまだ本来のペースに戻り切れていない。 カレンダーに目をやれば次の週末は14日が成人の日でまたしても連休。 緩みっぱなしの気持ちに渇を入れなくては! 小寒を過ぎて外は冬本…

総括は春までに

憧 憬 の 轍 2019年1月6日 総括は春までに 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。 本年も旧年中と変わらずに好き勝手な話題を書かせていただきますので、 よろしくお願いいたします。 平成最後の4ヶ月が始まった。 この平成31年がもうすぐ終わる…

新しい年を目前にして

憧 憬 の 轍 2018年12月30日 新しい年を目前にして こんなにも早く過ぎった1年がこれまであっただろうか。 時間の流れを早く感じるのは充実して過ごしたから、であればいいのだが今の自分に充実感は無い。 皆無と言ってもいい。 若い頃に1分で出来たことが今…